ηなのに夢のよう[森博嗣]

という訳でGシリーズ6巻目。これがもしかの最終巻?そんな前フリは一切無いし一番薄かったですよ?
そして私は気付いたのです。
シリーズっつーか、森作品は全部読めって事に……。
以下感想。
地上12メートルの末の枝に首吊り死体が!
遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。
以後も不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐ。
ど(ry

作中の、もう何もかもがどうでもよくなってきません?、という加部谷の言葉が染みる巻。
推理だとか、解決とかなんだとか、お前等全員クソくらえだぜファッキュー! というノリで書かれたのだと私は疑わいません。
森先生はパンクだと思います。
事件の内容も、面倒だけど出来なくはないよね、という感じで、出来なくないなら推理もしませんよ、という至極当然の理論でスルー。
真賀田四季を中心とした赤柳さん編も謎の新キャラ急展開です。というか次のシリーズはそっち方面で進行しているという噂。
なにより今巻の最大の見所はN大トリオが完全に空気である事です。
そもそもシリーズ通して自殺系扱ってるんだから、基本的に犯罪行為なんてなーんもないです、という結末はパンク以外の何ものでもねぇですよ?
つーか、シリーズ終わりじゃないよね?
確かに何も無いから何もしません。というお話でほとんど真賀田四季の話ばかりでしたけど、前のシリーズとかどうだったんだ……。生の信号化、というと電人を思い出す訳ですが、みなさんはお元気でしょうか。
最後の……犬のシーンは……ギャグかと思ったよ……。
次のシリーズを読んだ結果次第で私は図書館に行かねばならないかもしれない。
評価:C