εに誓って[森博詞]

そんな訳でGシリーズ4巻目。いくぜカモッ!
……しかし、感想の為に積むっていうのも軽いストレスだなぁ。
一気に読みたい所ですが、感想は風化するんですよ!(泣き言)
以下感想。
山吹と加部谷の乗った高速バスがジャックされた!犯人グループは都心部に爆弾をしかけたという犯行声明を出し、乗客名簿には[εに誓って]という謎の団体客が……。
どうなる加部谷!
がんばれ加部谷!
(少し、気に入って来たよ)

山吹君は本当に謎の団体から好かれているな、というエピソード……なのか?
シリーズ通して人の生き死にの在り方についてちまちま書かれてますが、今回はむしろストレートにその話題です。
こんな感じの奴らが自殺するんじゃね?という描写をしつつも、物事の正さ、理解の在り方なんざ貴様が決めろ、という海月君のありがたい言葉もあり、森先生の考え方が少し解るような気になっちまいます。
ホントにこれ、推理モノっすか? という展開ですが、警察だって馬鹿じゃないんだからテロ対策くらいしてますよ、という至極当然の結末である気も。
警察=頭固くて無能
みたいな構図は誰が作ったんでしょう。
今回は誰も彼も何もしていないのですが、相変わらず真賀田四季を追うストーリーは継続中。
皆が協力して真賀田四季を追うような日は……今の所全くイメージできません。
皆やる気無さすぎだぜ……。
死にたい、という人達と、生きているイメージの体現のような加部谷の描写のギャップが少し良かったです。
よくわかんないけど、大丈夫なんだ。それくらいしか言う事ねーんだよ。
浅いんだろうし単純なんですが、だからこそ届かない所に手を伸ばせる。
そんな気がするのです。

所で山吹君のお買い物はヤオイ同人誌だよな?
森先生の懐は広いっすな。
評価:C+