石岡ショウエイ先生をひっそりと応援するエントリ。

すっぺぇ〜るぶ!
「す、すっぺぇ〜るぶ〜?」
「ん? ……妹も一緒になって何やってんのよ……地下室で拷問でも始めたの?」
ベルモンドですか、また懐かしいですね。確か当ブログ開始ちょっと程度のとき、ジャンプ感想やって触った記憶がありますね」
「うむ。あの頃は対話方式でもなんでもなくネタに困る日々で、ベルモンドには助けてもらったなぁ、と関係ないことを挟みつつ、今回はほんの少しだけ石岡ショウエイ先生についてお話をしてみようかと思う」
「え〜と、石岡ショウエイ先生は週刊少年ジャンプにて『ベルモンド Le VisiteuR(ル・ヴィジトゥール)』という漫画を連載なさっていた漫画家さんです〜って説明不要っぽいですね〜」
「掲載年月日は2007年32号から51号まで……全19回、所謂打ち切り漫画ですね。残念なことに」
「タイトルにもなってるように、"真実を観る者"(ヴィジトゥール)の異名を持つ主人公ベルモンドが重罪人相手に拷問をする漫画ね。当時っていうか最近のジャンプではかなーり毛色の違う漫画で結構印象に残ってるわ。後月刊ジャンプでも連載してたみたいよ?」
「LEO the GOLDだな。伝説の殺し屋の息子が旅を通して父親を知っていく物語で、上下巻の全2巻だ」
「他にも月刊と赤丸ジャンプ等で読み切りも書いていらっしゃったみたいです〜」
「さて、ベルモンドの舞台は17世紀前半、中世フランス。三銃士が活躍する頃合だな。ジャンプの中でも中世を舞台にしてるのは結構珍しい方だ。他には……グランバガンとかか? あれはシェイクスピアだから……時期も似通ってるっぽい。まぁあっちはイギリスだけども。しかしなんというか、ルイ13世、枢機卿、三銃士、魔女と結構背景設定が複雑なんで、ちょーっと対象年齢層は高かったかもしれんな。それに魔女狩り、奴隷、拷問、四肢欠損とジャンプでやってていいのか? と思うような表現の数々……今思えば稀有な存在だったんだが……ピカレスクロマン的な雰囲気だと当時はネウロ枠があったからなぁ……惜しい漫画だった。クロエとかが特に
「それが言いたいだけですよね、実際」
「ま、そーいうな。実際俺は楽しんで感想やってたんだけど……残念ながら控えめにも人気が出るフォーマットではなかっただろう。一部カルト的な人気でもあれば、とは思ってたが、そんな俺の思い通りに人気出るならリリエンタールは打ち切られてねぇよ!
「話が脱線しまくってるわよ。今回は石岡ショウエイ先生本体にスポット当てるんじゃないの?」
「おお、すまんすまん。つい打ち切り漫画と見ると熱が上がってしまうぜ」
「えっと、石岡先生はベルモンド終了後は何も作品を発表してはいませんね〜。現在病気療養中のようです〜」
「うーん、やっぱり漫画家って体を壊すほどにハードな仕事なのかしらね……」
「いや、確かに漫画家はハードらしいが、それとはまた別の話らしいのだ……が、まぁ当方で詳しく語る気は無い。ショウエイ先生はツイッターやらMixiやらをやっていらっしゃるので詳細を知りたいならばそちらを参照してくれ」
「しかし、ジャンプにしては珍しい作風の方でしたから、のんびり養生してもらって、また是非連載して欲しいものなんですが」
「確かに異色を放ってたものねぇ。元画家志望の人みたいだし、ルネサンスあたりのヨーロッパ芸術学問に造詣が深いのかしら? 舞台設定はその辺が影響あるのかも。なんにせよ次を見るのが楽しみな作家さんよね」
「…………」
「え〜とですね〜。非常に残念なお知らせなんですけれど、ご本人が仰っているんですがどうも漫画家復帰は絶望的らしいですよ〜……」
「「え? マジで?」」
「マジだ。本人も何かしら創作活動はしたいと明言しているが、同時に週刊、月刊の連載は出来るような状況ではない、とも言っている。将来的にも、だ。……非常に残念だが、こればっかりはどうしようもないな」
「それは……なんというか言葉に詰まりますね」
「とはいえ、ツイッターではから元気なお姿を垣間見れるし、最近ブログも初めたらしい。ツイッターで拝見してからというもの、早速フォローしてにやにやさせて貰っている。なので今回、柄にもなく応援エントリをしたためた次第だ。当ブログは石岡ショウエイ先生を応援? しています!
「から元気、って……貴方ね。まぁでも、そうやって何かしら活動できる場が増えたり、それを見られるかもしれない、っていうのはやっぱり嬉しい事……よね?」
「という訳で石岡ショウエイ先生のブログは下記アドレスからどうぞ〜」
石岡ショウエイ先生ブログ『七転バク宙』



「てなわけで珍しくご紹介ブログだったわけだが」
「唐突な上にただのベルモンド紹介でしたね」
「ほんと、唐突。どうしてまた急に?」
「ん……。なんとなく、って事にしておいてくれ。そもそも、打ち切られ漫画家を応援するのは俺たちのディフォルトだろ!」
ですよね!
「……はぁ。ま、いいか。って訳でまた次回、って事で」
「はい、それではまた〜ノシ」
「うむ、では解散だなノシ」