僕達大好き羽衣狐様を今シリーズ以後も出演させる為にはどうすればいいか真剣に考える会。

「と言う訳で現在アニメも絶賛放映中のぬらりひょんの孫、真のヒロイン、羽衣狐様の今シリーズ、京都編以後の出演の可能性について論ずる」
「……いきなりどうでもいいわね」
「はぁ。暇なんで話題があるのはいい事ですけど」
「二人ともテンション低いなぁ」
「設定話と仮定、予想は嫌いじゃないから、話をするのは構わないけど……。別に羽衣狐が以後出てこようと出てこまいとあたしは困らないわよ?
「同じく。面白くなる展開筋ならいいですけど、牽強付会でこれなら勝つる、的な適当予想してもしょうがないですから」
「なん……だと……?」
「ま、一応設定から軽くさらってみましょうか。一応単行本追ってるけど、かなーり適当にしか調べてないわよ。
1:妖怪だけど年齢は多分高校生くらい。
 これはあらかじめ言われてるわね。依代である人間の寿命分しか活動できないけれど、転生により、死ぬ、という事がない。一応本体の生まれや悪意などに反応して羽衣狐が顕現する、っていう設定らしいわ。だから見た目の年齢相応しか、現在の肉体では活動していない事になるわね。過去編での依代豊臣秀吉の妻、淀姫。現在はもう完全に羽衣狐に乗っ取られているのかしら。人間らしさや人間の頃の名前なども出てきてないわね。良家のお嬢様で召使を雇って豪邸に住んでる描写があったわ」
2:ガンガン人殺してる。
 これは仲間になるとか、和平をするに当たって問題になりそうですよね。現在進行形でガンガン肝吸ってますから。一応、2代目を殺した……ような描写があるんですが、明確に殺したという描写は無く、見ていたと思われるリクオの記憶も曖昧です。前述の妖怪の本質の顕現の問題と合わせて、これには何か裏があるのでは? というのが今シリーズの伏線になっていますね。だからこそ次シリーズも居るといいな、などという妄言に繋がるわけですけど」
「さすがに殺人者と和解っていうのは難しい筋よね。リクオの父、奴良 鯉伴を殺したかどうか、っていうのがターニングポイントかも。その幼少時にも現在のような妖艶な態度は健在。いつから羽衣狐だったのか、ってのもひとつのファクターかしら」
3:現在は妖怪、羽衣狐として活動している。
 人間の頃の意識が残っているのか、人間としての意識がいつまで残っていたのか、という描写は成されていないものの、現在はもう完全に羽衣狐として活動しているな。屋敷でお嬢様、と呼ばれていたが、両親の描写はなく名前も呼ばれていない。これは逆に言えば、人間としての意識がどこに行ったのか、という点については曖昧にされている、という事だ。この辺に俺達の希望があるとは思うね」
「どーなんですかね。一応世の悪意を吸収して育つ、悪意の吸収しやすい高貴な血筋を寄り代を選択するって描写がありますから。本体も悪人じゃないの、っていうお話が……」
「バカモノォ! ほら、小悪魔的なキャラだったり、色々……あるだろ!」
「ねーよ!」「ないわよ!」
おまけ:妊娠しとる。
 あとおまけ。これはまぁそれほど問題になる事でもないし不確定要素なんだが、まぁ一応な。作中では、安部晴明誕生は狐と人間の異類婚姻により成された子、と明言されてもーた。ゆえに前回、今回の出産も、実際にリアルでマタニティであるという可能性がある。つまり非処女(ry」
「そんなのマジどーでもいーわよ。ま、夫となる人間、もしくは妖怪がいる、かもしれない、って事ね。でも結局それって推測じゃないの? 処女懐胎っていうのもありふれた設定だとは思うけど。しょうけらとか西洋かぶれだし。闇の聖母、我がマリアとか言ってるし」
「所詮は可能性ですね。こればっかりは設定解除待ちといわざるを得ない。まぁどっちにしても何かが決定的に変わるって訳じゃないんですけど」
変 わ る わ ! (`;ω;´)
「((ついてけねー))(´・ω・`)(´・ω・`)」 
−−−
「とまぁ前提条件が出揃ったところで、今度は未来予想と行こうか。羽衣狐様の味方化フラグについて語りたいんだが、まぁ君達が乗り気じゃないので、結末予想でも……いいよ……(´・ω・`)」
「ようやく面白くなってくるところね。じゃ、私の予想から行こうかしら
予想1:羽衣狐は生まれてきた鵺、安部晴明に食べられてしまうのであったEND
 まー、ベーシックな奴ね。色々あって羽衣狐の眼前までリクオ達が来る、もしくはちょっと羽衣狐と戦うと、羽衣狐が出産、喜ぶ羽衣狐を幼い安部晴明が瞬殺するタイプ。 もしくは戦闘中に羽衣狐の内部から強引に出てくるタイプね。当然羽衣狐は死ぬわ。羽衣狐の強さよりも、それ以後の安部晴明の強さを誇示する為に取られるパターンね」
「カバキコマチグモオチですね。しかし、それだと羽衣狐のキャラがちょっと勿体無くないですか?」
「うーん。まぁ安部晴明が生まれて童女のごとく喜ぶ羽衣狐。当然最高の笑顔描写ね。わが子を抱き寄せようとした瞬間、羽衣狐の体が真っ二つに……。慈愛の表情でそのまま死んでいく羽衣狐。羽衣狐、血まみれでもきみはうつくしい。みたいな展開なら、羽衣狐も光るんじゃないかしら。魅力的なまま死なすって感じ? まぁそれでもやっぱり戦闘でリクオ達が倒さないっていうのは若干勿体無いかしらね?」
デビルマンオチか。なかなか妥当な所っぽいのう。血まみれで微笑む羽衣狐様……イケる!」
「では次は僕が。ちょっと捻って羽衣狐生存フラグで行きましょうか。
 予想2:出産したら羽衣狐の憑き物が取れてしまったでござるEND
 取り巻きを倒しつつ羽衣狐に肉薄するリクオ。しかしすでに出産は終了。羽衣狐の傍に少年の姿が。あれが安部晴明か、と警戒するリクオ達に母親譲りのナイススマイルで少年は答える。「もう羽衣狐はいませんよ」動揺する奴良組に再び少年が口を開く。「ボクが滅しました。あなた達もいずれ。……また会いましょう」次の瞬間にはもう少年の姿はどこにもない。残された羽衣狐がふらりと倒れる。思わず抱きとめるリクオ。彼女の体からはもはや妖気は抜けていた……。
 って感じでどうですかね? で、羽衣狐の本体は奴良組預かりになる、とか。もしくは羽衣狐は抜けたけど、妖力はまだ残ってて、記憶は飛び飛び。でも殺人しちゃってるから人の世に戻るわけも行かず、半妖状態。なので仕方なく奴良組に参入とか。これならご希望通りの生存フラグで仲間になっていちゃいちゃ出来ますよ」
「何がいちゃいちゃなのよ。しっかし展開結構強引ねぇ」
「それ良いな。採用」
「光栄至極」
「採用するのは貴方じゃないでしょ。バカいってないで次いくわよ」
「んじゃ次は俺なー。
 予想3:まさかの第3勢力状態END。
 リクオ達が頑張るものの、羽衣狐の出産は阻止できず。安部晴明誕生。しかし安部晴明は羽衣狐の勢力に加わるのではなく、羽衣狐方の妖怪をどんどんと使役化。陰陽術も使用し最早無敵状態。このままではかなわない、と離脱する奴良組。幸い羽衣狐一派を取り込むのに夢中で阿部晴明にはなんとかお目こぼしを頂く。なんとか関東に戻ったリクオ達。ゆら達の情報から、京都はとりあえず平穏を取り戻した事を聞くが、安部晴明が人の世でも台頭し始め……。妖怪を、陰陽師を、そして人間をも支配下に置き始めた安部晴明を相手に、リクオ達の新しい戦いが、再び始まる! 次回、ぬらりひょんの孫! 集結! 妖怪連合! 俺の百鬼夜行を見せてやる! ご期待ください! 羽衣狐様は継続して裏ボス的な扱いで阿部晴明の傍で、相変わらずのエロシーンを連打してくれます。マザコンをも取り込むあざとさ! これで勝つる!
「敵役で生き残る、ってパターンですね。そして阿部晴明は人間、妖怪、陰陽師すべてを備えた脅威として奴良組と対立する、と」
「実際問題、ただ頭が羽衣狐様から安部晴明にすげ変わっただけ、ってなりそうだけどな。まぁ羽衣狐様を惜しむあまり、そのまま敵役として生存させてしまうというあまり上手いとはいえない案ではある」
「これはこれでまた遠回りな演出よねぇ」
−−−
「とまぁ、大筋三パターンだな」
「そうですね。羽衣狐が死ぬ、仲間になる、敵として継続、一応どういうパターンにも変化出来る要素はありますね。仲間になる、ってパターンが一番確立は低そうですが」
「安部晴明のからみを考えるとまたパターン増えるけどね。安部晴明とは離別するのか、それとも仲間になるのか、裏切られるのか。そもそも阿部晴明が妖怪の仲間なのか、人間の仲間なのか、それとも混沌をもたらすものなのか、でもストーリーが大分と変わってくるわよ」
「一応奴良組と対立するような構造で考えてみましたけどね。さすがにここまで盛り上げられると敵じゃないと割りに合わないでしょう。特に安部晴明が妖怪の味方って事はほぼないでしょうねぇ
「さすがにあれだけヒキ作ってればな。とにかく羽衣狐様が仲間になるためには
1:妖怪、羽衣狐状態と人間状態の区別が必要
 そのまま羽衣狐状態だと、一般人殺しになって色々気まずい。これは記憶削除なりなんなりが必要だ
2:リクオの父親を殺したのは羽衣狐様以外だった、という結末
 ま、羽衣狐ではない何かが羽衣狐を利用して殺した、などのパターンや、鯉伴の死を目にした為に羽衣狐に目覚めた、などというエピソードがないと、和解はつらいだろう。逆に鯉伴が死んだのを目撃しただけ、とかだとなおさら仲間フラグがたってるな。俺の希望はそこに(ry
3:都合よく羽衣狐だけ消える
 1と被るが、結局の所、妖怪羽衣狐である以上、仲間になることはない。だからこればかりは都合よく羽衣狐の本体だけが死亡してくれるのを祈るしかないな。これも安部晴明が出てきたことにより僅かな光明が見えてきたので、俺の希望はそこに(ry」
−−−
「さて。戯言は済みました?」
「うむ。言いたいことは言い切ったぞ」
「しかし、京都編長いわよねぇ。奴良組にまぎれてる山ン本五郎左衛門の伏線もあるから、一応ひと段落したらまた東京に戻るとは思うのだけれど……。早く清継クン出てこないかしら」
「今は完全に空気だものな、彼ら。本当に清十字団は何しに京都に来たんだろう……」
「でも清継君なら……清継君ならきっとなんとかしてくれる……! いっその事、安部晴明がリクオの学校に転校してくるっていうのはどうでしょう。そして清十字団に入って……」
「わくわくはするけど今までの展開上難しいんじゃない? いや、でもあるいは……」
「というわけで今回はとりあえずこの辺だな。長々お付き合いありがとう」
「んー。まぁ楽しかったからいいんじゃない? じゃ、次も何かあれば呼んでよね」
「戯言連打してただけですからねぇ。羽衣狐、生き残ればいいですね」
「うむ。さすがに阿部晴明のかませ犬的退場だけは勘弁してほしいぜ! ではまた次回ノシ」