まもって騎士【XBOX360インディーズゲーム】レビュー。評価:B

風:「という訳でまたレビュー企画だ。今回の記事はXBOX360のインディーズゲーム、株式会社エインシャント作成のまもって騎士だ」
月:「インディーズゲーム、っていうのはXBOXライブのコンテンツね。基本的にはダウンロードコンテンツや、ゲームアーカイブスライブアーケード等と同じで、ダウンロード販売のソフトよ」
臨:「ダウンロード販売、って何ですか〜?」
向:「ゲームショップとかで売ってる、A5サイズのプラスチックケースに入っているようなものは、パッケージ版、って呼ばれてます。これはそのものずばり、ゲームのデータが入っているディスクを買ってゲームをプレイする……まぁ至極一般的ですね。ダウンロード販売というのはゲームショップ等には出向かず、ディスク等の現品も無く、インターネット回線を通じてゲームのデータだけを購入する事になります」
臨:「ほえ? そんな事出来るんですか〜? え〜っと、ゲームのデータって、そのでぃすく、とかそふとに入ってるんですよね〜? データはどこに保存するんですか〜?」
風:「ゲーム機本体だぞ。最近のゲームってマジ進化してるよな。Wiiとか、PS3とか、XBOX360とかはゲーム機本体にパソコンみたいにHDが積んであって、かなりの量のデータを保存できる。メモリーカードとか、天の声とか何それ? って感じだ。古いゲームソフトならデータ丸ごと何100本と入るレベルの容量があるぞ。インターネット環境も高速回線が普及してきているので、こういう古いゲームのダウンロードは一般的になってきてるな」
向:「インターネットにゲーム機をつないで、プリペイドやクレジットカード等を使って料金を支払い、ゲームのデータをダウンロードすれば、もうすぐにでも望みのゲームが出来る、っていうのがダウンロードコンテンツの強みですね。インターネットだけで配信されているゲームもあれば、ファミコンメガドライブ、さらにプレイステーションのゲームも今はダウンロード出来たりします。値段は大体……300円〜1500円程度でピンきり、ってとこですね」
月:「人気ソフトのぼったkr」
風:「それ以上は言うな!w」
臨:「ふえ〜。っていう事は、PS3でプレイステーションのゲームとか、Wiiでファミコンのゲームとかが出来るって事ですよね〜? これはもうスゴイ未来の世界の話じゃないですか〜!」
風:「ま、これ、実はメガドラの時代にはもう実装されてたんだけどな……!」
向:「サターン、ドリキャスでも過去作がプレイ出来たり追加コンテンツとかも有りましたね……!」
風向:「セガは10年早すぎた……!
月:「ほらほら、信者補正してないで、いいからレビューしなさいよ」
風:「ああ、すまんすまん。DLコンテンツの話になると、つい時勢を読めないセガの先見性に涙してしまってな。ともかく今回レビューするのは、そのXBOX360のダウンロード販売の一つであるインディーズゲームの中の、まもって騎士(ナイト)をレビューするぞ」
向:「注釈に次ぐ注釈で恐縮ですが、インディーズゲームというのはマイクロソフトが無償で提供しているXBOX用ソフト開発キット、XNA Game Studioを使用して作られたオリジナルゲームです」
臨:「……えっくすなんとかげーむすたじおで作成……ってどういう事ですかね〜?」
向:「ま、簡単に言うとマイクロソフトの公開している技術を使って個人で作成したゲーム、ですね。まぁ実際は普通にゲーム会社とかも作ってたりするんですが。今回紹介するまもって騎士も、株式会社エインシャントが作成しているゲームになります」
月:「ちょーっと調べてみたのだけど、このエインシャントの取締役の古代祐三って作曲家、兼プロデューサーの人、イースやらシェンムーに関わってるらしいわね」
風:「マジか。って他にもアクトレイザーソニックザヘッジホッグ、カルドセプト……しかも世界樹の迷宮の音楽も担当してるって超大物じゃねーか! という訳でレビュー行く前に簡単にプレイするぞ。ほら、各人コントローラ持て。キャラも適当に選べ」ポポポイ
向:「はいはい。画面はレトロゲームチックな8ビットワールドですね。オープニングデモである程度キャラ紹介もありますので、最初はそれを見るのがいいでしょう」
風:「しかし音楽良いなぁ。まぁ俺がMIDI音源好きなだけかもしれんけど」
月:「擬似音源だとは思うけどね。それ」
臨:「え〜っと〜。じゃあ、わたしこの”ふぁいたー”選んでみますね〜。バンダナが格好いいです〜」
月:「じゃ、アタシはアマゾンにでもしようかしら。ヘアバンドが特徴っぽいわね」
向:「では、僕はメイジで。羽飾りもイケメンだ」
風:「メイジは女だぞ。そーすると俺は残ってる忍者だな。素っ裸最強ウィザードリィ回顧厨をひきつけるとか、汚いなさすが忍者きたない」
向:「今回は全員違うキャラにしましたが、別に同じキャラも選べます。ラブパワー(経験値)による育成の楽しみもありますので、同じキャラでも成長具合によって結構性能変わりますよ」
風:「画面の中央あたりに居る姫様を狙って上下左右からモンスターが大量に沸いてくるのをプレイヤーがキャラクターを操作して倒す、という至極単純なゲームだ。画面は見下ろし形で、HPとMPがある。ベーシックなRPGスタイルだ。どちらも自動回復……かな? 通常攻撃と特殊攻撃があって特殊攻撃はMPを消費する。攻撃溜めで超範囲攻撃が出来るが、MPと経験値を消費するので気をつけろ。攻撃はそれぞれキャラによって特性があるな。またフィールドにはモンスターの侵入を防ぐ柵があり、また柵を好きな所に作る事も出来る。敵の種類によっては柵を優先的に壊してくる奴もいるな。柵を殴ると修復できるから暇な時やピンチな時は柵も含めて殴っているのが良い……ま、細かい事はいいんだよ! とにかく殴れ!
臨:「て、適当です〜」
月:「ま、毎度の事ね」
風:「じゃ、はじめるぞー」
向臨月:「了解ー」


−−−以下、適当にプレイしております−−−

向:「僕の炎をくらぇぃ!」
風:「ぐあああああ! 俺ごと焼くなwww」
向:「メイジの炎、味方も判定あるんですnくらぇぃ!」
風:「ぐあああああ!」
−−−
臨:「わ〜い、ぐるぐるです〜。ぐるっぐる〜」
向:「ファイターのボタン連打で技が出るのは気軽でいいですね」
風:「ただリーチがなぁ。移動速度下がるし」
臨:「ぐるぐる〜ぐるぐる〜」
−−−
月:「アマゾン打たれ弱くない?! っていうか貴方達柵作りなさいよ! 姫燃えてるわよ!」
風:「相手が炎を使ってくると結構厳しくなってくるな。しかし飛び道具の炎は柵に接触するとその場で止まる。基本、姫の周りは柵で確保して置くのが基本だな」
月:「とはいえ、その炎を撒くゴーストに柵の内側に入られたら元も子もないんだけどねっいうか解説する暇があったら柵作れ!
風:「だって経験地が減るっていうから……」
向:「だって経験(ry」
臨:「柵ですか〜? 操作がわかりません〜(`・ω・´)」
月:「まったくもう! どいつもこいつも使えないわねぇ!w」
向:「ちなみに柵はXボタン長押しで作成できます。ホールド時間で耐久力が違う柵が作れますが、作成には耐久力に応じた経験地が必要になりますので注意してくださいね」
月:「だから解説する前に 柵 を 作 れ !
−−−
向:「ふははははー! 火炎放射だー! 強いぞー! 格好いいぞー!」
風:「メイジの攻撃力を伸ばすと火炎放射が強力になるのが良いな。レバーで方向をある程度弄れる上、味方には当たらんし」
臨:「牛さんが〜、牛さんが殴ってきますよ〜! あ〜! 倒れちゃいました〜」
月:「死んでも経験値は減るけど、すぐに復活出来るわよ。ま、ミノタウロスは攻撃力高いし、攻撃当たると吹っ飛んじゃうから離れて戦いましょ……ってアタシも死んだー!」
向:「ま、牛はマジで強いですよねぇw」
−−−
風:「忍者の特技のゴイスー偽姫強くね?w 柵補強もしてくれるとか」
向:「忍者の偽姫は敵をひきつける効果と、LVアップで柵補強もありますね。成功率っていうのは囮に敵が引っかかる確率ですよ」
風:「よし! 大量に釣れたな! 今だ自爆!
向:「ぐあああああ! 僕ごと爆破しないでくださいよwww」
風:「誤爆王が何を言うかw 偽姫は出現後に再び特技ボタンで任意に爆破が可能だな。まぁ時間でも勝手に爆破するが」
臨:「斧ぶんぶん〜。ぶんぶん〜。トマホークもぶんぶん〜」
向:「ファイターの特技トマホークは飛び道具ですね。LV最大で2本投げられますよ。またピンボールのように敵に当たると跳ね返る性質があるので使いどころによってはかなりの」
月:「だから解説する暇があったら柵作るなり姫守れってのぉ! くらぇースピットファイヤァー!」
向:「スピットファイアはボタン連打でのラッシュですね。大型敵には有効です。他にもチャクラムがあり、フィールド全体を大きく飛び回るブーメランですね。これ、LV上がると後半かなり有用なのでLV上げといてくださいよ?」
月:「うるっさいわねー!w わーってるわよー!」
風:「分身するとか汚いなさすが忍者きたない。つばめがえしも範囲広くね? 俺はこれで忍者きらいになったなあもりにもひきょう過ぎるでしょう?」
向:「忍者は姫以外にも色々特技強すぎると思いますw これで勝つる!」
−−−
向:「見せてあげよう、ラピュタの雷を!! 旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナではインドラの矢とも(ry」
月:「ちょっと大佐w 画面半分火の海にしてんじゃないわよwww」
風:「メイジの炎はLVが上がると一面火の海に出来る性能あるから、強力だな。正直メイジ一人にマップの半分は任せられる」
月:「逆に言うと仲間をまきこむから一人で戦線支えてろってことなんだけdって燃えてるー! あたし燃えてるー!
臨:「あーお姫さまが燃えてます〜! 運ばないと〜! ってわたしも燃えてますよ〜!」
向:「はっはっはっはー! 何処へいこうというのかねー!」
風「せいっ!(プリッ」
向:「目がぁー、目がぁー!」
−−−
風:「なにこの地ずり残月w 即死したwww」
臨:「ドラゴニュート? さんですか〜? このボス強いですね〜」
向:「進行方向に炎を撒き散らすことによってドラゴンを討伐する(キリッ」ボボボボボー
月:「だから姫燃えてるって言ってるでしょうに!w 炎見てからカウンターアタック余裕でした! って炎に突っ込むなぁー!」
風:「アマゾンのカウンター炎とか、敵の本体に直接当たってても可能だからな。炎の海を一瞬にして渡る事が可能など、使いどころによっては強力だが、ボタン連打してると適当なところに突っ込むから気をつけろ」
臨:「せっかくだからフィールドのモノも使ってみましょう〜。え〜と〜、カタパルトはこうですかね〜! 発射〜!」
風:「ふむ。フィールドに初期配置してあったり、柵作成の最上位版ではカタパルトが作れる。かなり強力な砲撃が出来るが、柵としての機能は無くなるのと、発射まで凄く遅いこと、仲間を誤爆することに気をつけってぐあああああ!」コローン
向:「ひざまずけ!! 命乞いをしろ!! それともその大砲で私と勝負するかね!? 3分間待っtぐあああああ!」コローン
月:「な、仲間ごと!?」
−−−
臨:「次ラストみたいですね〜」
風:「……これは偽姫の爆破で死んだ友の分!」ドォン
向:「……これは炎で死んだ姫の分!」ゴォォォ
月:「最後にこれは、あたしの……柵を一人で作りまくってた、このあたしの怒りだぁー!」シャシャシャ
風向月:「「「って皆炎で死んだー」」」コロコロコローン
臨:「……えっと〜、とまほ〜く二個投げ〜」ドォン
風向月:「「「あ」」」テッテッテッテテレテテーテテー♪


−−−エンディング終了−−−

風:「というわけで各人どうだった?」
月:「アマゾンってハイスペックねぇ。攻撃は強いし投げ物もそこそこ。移動速度も早くなるし。HPが低いのが難点ね。まぁ、殴って回復できるスキルあるけど
向:「メイジはなかなか面白いキャラですよ。範囲攻撃、火炎設置があるので、戦術的な動きが求められるのが良いですね。スキルもMP回復手段に優れてますし」
月:「あれだけ仲間と姫を焼いておいてよく言うわよw」
風:「メイジの欠点はまず仲間を焼く、って事だよなw」
臨:「斧をぶんぶん振りまわすの楽しいですね〜。とまほ〜くもピンボールみたいな動きで面白いですよ〜」
風:「ファイターは攻撃力と防御力特化だな。結構強引に突っ込んでも死ににくい。忍者はかなりピーキーな性能だぜ。分身で遠距離攻撃、つばめがえしで範囲攻撃、偽姫で囮と爆破。序盤は色々使いづらいがステータスが育ってしまえば全体的にハイスペックだ」
向:「キャラ性能としては体感で、アマゾン > 忍者 ≧ メイジ >>ファイター ですね。ファイターだけ頭一つ弱くて、後は使いやすい順、って感じでしょうか。一応対ゴーストではファイターが一番適任なんですけどねぇ……」
風:「というわけで総評いくぞー」

まもって騎士
 システム:A 単純明快。キャラはそれぞれ個性的、育成もレベルアップが実感しやすい。敵もあの手この手で姫を殴りに来る。協力プレイのわいわい感は異常なレベル」
 ストーリー:B 姫を守るぞー、おー。という非常に単純なモノだが、見事な80年代っぷりを再現している。ボス戦いのBGM、エンディングのバンドなど、音楽のレベルも高い。
やり込み度:D プレイ時間が30分程度であり、継続的要素も無い。一人プレイのマゾさは異常なレベルなので、これをやり込み要素と見るか否かが鍵だろう。インディーズだけに実績が無いのも低評価の一員。 
 総評:B お客人が来た時や、ちょっとした時間にやれるライトさ、お手軽さが光る一品。仕様が仕様だけに長期間のプレイには耐えられないだろうが、少なくとも何度もやってみたい、と思わせるだけの力はある。また、とにかく安い。240MSP(約380円)の価値は全然ある。あまっているMSP(マイクロソフトポイント)があれば購入をご一考してみては如何だろうか。

向:「ベタ褒めですねぇ」
風:「実際、こういうパーティーゲームを俺が好きってのはあるな。じゃなきゃコントローラー4個とか買わないだろ、普通。一人でRPGやるよか、こういうわいわいしてる方が断然好きだ。当然だけどキャッスルクラッシャーズも大好きだぞ」
向「4人でわいわいやるのっていいですね〜。また別のキャラでもやってみたいです〜」
月:「そーねぇ。対戦じゃなくて4人協力、っていうのがまた変な一体感とかあるわよね」
風:「じゃ、今度はLeft 4 Deadでもやるか? じゃ、テレビもう一台とXBOX360をもう一台とLANケーブルを用意して〜♪」
向:「の、ノリノリですね……」
臨:「次はどんなゲームなんですか〜」
月:「なんか……タイトルからして嫌〜な予感しかしないんだけど……」
向:「貴女の感覚は正しい……ですが、今は間違った方が正解だーッ! という訳でとりあえずまた次回ですね」
風:「うむ。ではまた。というわけでスウィッチオンヌ!」デーンデーン……
臨:「にゃ〜!!! ななななんんなんですかこれ〜! 頭にバルブが〜! バルブが〜!」
「というわけでまた次回!」ゾンビナノニスゴイモウダッシュシテクルンデスケドコレー!!!