11/42号ジャンプ感想 + 斉木楠雄の災難5度目の読み切り

「斉木楠雄が5度目の読み切りか……っていうか、次週6度目の読み切りも決まってるんだけど……どうなってんのこれ……」
「全く意味が分からないってばよ! 本当に読み切りだけで単行本が出そうな予感……! という訳で今週もジャンプ感想いきますか」
「あいあいさー」


ハンター×ハンター:表紙〜本編

この表紙……誰これ……
「ゴン……さん……? 巻末コメントで冨樫先生も言ってますけど、本編の展開にあまりにもそぐわない快活な主人公ヅラで、本当に誰だよこいつ!w」
「ってわけで本編だが……これまた巻頭カラーにふさわしい直球勝負だったなぁ」
「めっちゃ直球でしたね。あの神憑った状態の王で、さえ、現状のコムギと互角……! これなんて軍儀漫画でしたっけ?」
「まぁ軍儀漫画だって言われてもおかしくないよなw 蟻の王国とか、盲目とか全然関係なく、今二人して軍儀に夢中ってか文字通り命かけてるし」
「この共有感、やっぱスポコンとかのソレですよねw 知った風な口を聞けば今自分が世界の時間の一番先頭に居る感じっていうか。その感覚を二人で共有出来る事の素晴らしさ、生きることの意味とか……。悲壮感と多幸感の入交がぱねぇっす。これがジャンプ編集部がそのひどすぎる休載を見過ごしてまで載せる漫画か……!」
「そしてうっすらと描写された王で締めだな。役割の終わったキャラは消えるしかない。それはすなわち生きる意味を知ってしまったモノは後は死ぬしか無い。つまりはそういう事だ」
「そして今週、アニメ化って聞いて今週久々に見た人は、コレなんて漫画? ってなるわけですね、わかります」
「主人公一コマも出てないからなw にも関わらずここまで盛り上がるこの漫画、やっぱりバケモンなんじゃねーの? あ、後予想については(笑)という事で一つ」
「やっぱり予想(笑)が当サイトの基本ですよねw」


ナルト:最近マジでおもしろすぎて感想が無い。

「特殊な忍術使い同士が協力する、っていうのが毎週かなりのレベルで繰り広げられていて特別文句もなく楽しく見ているんだが、故にほとんど感想が無いというこの苦悶。ナルトさんが出てくるとツッコミ所が増えるから感想言いやすいんだけどな」
「まぁおもしれー、じゃ感想になりませんからね。まぁそれはいいですけど蒸危暴威(ジョウキボーイ)ってなんだよw」
「何にかかってんのかさっぱりわかんねーw ジョウキボーイ? 蒸気はいいけど、ボーイどっから来たんだよw
「岸本先生のネーミングセンスは神がかってますよね。どっから降りて来たんだこの語感w」


鏡の国の針栖川:誰得w

「女の追加キャラじゃなくて男の追加キャラとか誰得なんだよ!w」
「いや、須田さんのキャラ面白いとは思いますよ? でもこういうキャラを出すときは対になるような女性キャラも必要なんじゃね? とは思います」
「まぁ実質針栖川が存在しない扱いな以上、女性キャラを出した所で絡ませる相手がいないので男性キャラを出すのは理論的には普通なんだがな。でも主人公の代わりにラッキースケベに合うぽっと出の男性キャラとか、滅多に見れない展開で困惑するわw」
「いやー、やっぱりこの、針栖川くんに漂う圧倒的な疎外感はやばいですよね。学校も休学扱いにしちゃったから学校近辺に出現する訳にもいかないし。だからこの林間学校なわけですが、これ、この林間学校かその後に何か無いと、主人公がマジ空気どころかむしろ現世に出現するのも憚られる漫画か、名探偵コナンの殺人事件遭遇率ばりにヒロイン達が旅行しまくる漫画になってしまうわけですけど」
「ああ、それいいな。ヒロインが主人公が出現してもおかしくないだろう場所に毎週の如く旅行に行く旅漫画か。新しいw」
「新しいからってなんでもいいわけじゃないでしょうw とはいえ、これ、実は秘密共有フラグなんじゃねーかなーって感じなんですけど」
「ん? ああ、そうか。松川さんのような女の協力者じゃなくて、男の協力者兼ライバルを得るという展開か」
「まぁどっちにしても鏡の事はばらしちゃダメ、って制約がキツイんでもうだめぽなんですが」
「ダメなのかよw」
「いや、もういい加減ぶっちゃけましょう。この漫画連載最初の制約がキツ過ぎます。彼女とのドキドキ共同生活!? って感じで行こう、ってコンセプトはいいんですが、人間生きていて、学校にも行っている以上、二人が同時に存在出来ないというのは制約が厳しすぎる。せめて学校くらいは二人が別行動出来るような余裕、もしくは秘密を他人と共有出来る余裕がないと、もう打つ手が無いんじゃなかろうか、と思考する次第です」
「結局針栖川くん林間学校も体験できてないもんな……。その割には呪いを解く手段が段階とか順序とかじゃなくて告白一発勝負だもんな……どうやって話膨らますんだろ?」
「ま、叶先生なんでその辺はそんなに心配してませんけどね。なんだかんだで修正してくれる……と思いたいんですが、僕が担当だったら正直、お手上げです。鏡の謎がちょっと判明って感じで制約を緩めるか、鏡の精か何かが現れて、また制約をゆるくする、って展開くらいしか思いつかないので」
「穿って見れば、手詰まりなんでこの男子テコ入れ、って事なのか……ほんとどうなるのか色々な意味で楽しみだなw」


ブリーチ:バイクはその……かっけーと思って……買った。

「これ結構やばいセリフでしょ!w 現世からバイク持って来ちゃったってばよ!w
「ホント、死神っていうか尸魂界ってどうなってんだよw 現世から物資持ってこれたらそれ世界の延長線上じゃねーか!w 死後の世界じゃねーのかよ!w」
「なんか檜佐木先輩、怒られてる程度で済んでるっぽいですけど、現世に過剰に関わるのは結構重罪じゃなかったでしたっけ? まぁルキアさんの極刑はやりすぎって話でしたけど」
「って訳で後の戦闘パートだが……あの恋次さんが……強い……だと……?」
「いや、これはジャッキーさんがテンプレ的弱さだったと言わざるを得ないですw 戦闘前に自分の能力を説明するのはいつもの事ですけど、挑発されて激昂するのは負けフラグです!」
「『入った、終わりだ』なんてセリフもまさにな。しかし百とか千年単位で生きてて、隊長格が出現するのも数百年に一度とかいう世界観で、たった17ヶ月修行しただけでめっちゃパワーアップしましたーチョリーッス! とか言われても眉唾だよなー。まぁ一護先輩が数時間にして最強になった事を思えば瑣末な事かもしれんが」
「その辺は話半分に聞いた方がいいですよw 13キロや、を忘れたんですか」
「お約束とはいえみんな過剰報告するのやめろよなw しかしダーティーブーツの強化途中の奴、股間だけ汚れてないとか卑猥過ぎr
「さー次いきますよ次ー」


トリコ:小松パート

「この漫画は小松パートもそつなくおもしれーから困りますね。トリコは戦闘パート、小松は料理パートで役割分担ができてるのが良いのかもしれません」
「料理人として驕り始めた竹ちゃんと、すれ違いに涙する小松……。これ料理人修行時代の話にかかってるだけじゃなく、次パートの料理人拉致にも関わってるし、お客さまを大切にしなかったり、料理に対して不誠実であると、グルメGメンに逮捕される可能性がある、という世界観の発展もやってのけてる訳だ。すげぇストーリーテリングだよな」
「そうですね。ぱっと見、商業主義の竹さんと、顧客満足主義の小松さん、って構図になってるように見えますが、この世界はグルメ主義世界。メディアに金払って広告するなんて普通の事だと思うんですが、この世界ではそれが賄賂扱い、罪になるって示唆が挟まる事で、小松の発言にただの感情論だけでない説得力が増しますからねどっかのバクマン。と違って
「そしてその上で竹ちゃんに、IGOの事やトリコの事を語らせる事で、グレーな方法を使ってでも上にのし上がろうとする野心家の竹ちゃん、ってキャラ付けと小松に対するライバル心を表現したり。小松の言うような綺麗事だけで世界が回っている訳じゃない、っていうダーティな世界をちらっと見せる事で料理人の質も奥深さを出す……トリコ出てこないのにコレだからな。小松も立派な主人公ってことか」
「同時に聞いただろう食材の声……普通なら同じ食材に対して反応したのだと思うのが普通の状況で、きっと別の食材の声だったのだろう、と思う小松のモノローグだけで、小松さんと竹さんの離別を痛いくらい表現しているのが本当に上手いと思いました。その位食材ってのはこの世界で重要なモノなんだな、って事と、そこまで二人は違ってしまったのだな、って感じの2つが上手に表現されてたと思います。地味ながら今週のトリコは連載の中でもかなりおもしろい回でしたね」


クロガネ:後ろに目があるとでも?

「反射神経と背後からの攻撃を避けるのは別だと思うんですけど」
「ノックしろって書いてあるのに、女子がいるかもしれないと思っているのにノック無しで更衣室に入るとか外道だよな」
「そしてなにより位置エネルギー保存の法則を考えれば竹を一個投げたくらいであんなにヒュンヒュン飛ばないと思います」
「と、ひと通りDISったけど、今週の決めコマ超格好よかったな」
「ただ竹を避けただけなのに、このイケメンコマw ただ避けるだけじゃなく、向かっていくんだ! って最後の竹を叩いたシーンとかは単純な主人公の才能披露だけにとどまらない感じでよかったですよね。しかしアフロ先輩。テメーは駄目だ
「筧先輩鬼畜過ぎ、とは思うがカタログスペッククソ以下の素人であるクロガネをみたらげんなりするのもわからんでもない。新人入部お断りってのも別の意味で言えばそれだけ本気、必死って事なんじゃねーの。とはいえあのアフロ先輩、新入部員に対してまともな挨拶もできねー、礼儀もなってねー、背後から襲う卑怯さ、とお前じゃ剣道勝てねーよ、とは思った」
「そもそも武道やってる奴が新人お断りってのが根底から間違ってるんですよ。戈を止めると書いて武。力ないモノのための技術が、なんで実力無いやつを拒否るんですか。実力主義のスポーツ、サッカーとか野球じゃないんですよ? 他人に勝つために武道やってどーすんだ!」
「ま、アフロ先輩が外道なぶん他の先輩優しそうじゃん。まぁだからこそ弱いんで、アフロ先輩もイラついてるのかもな。実際高圧的な先輩とかいるだろ。そんなことより謎のお色気の方が問題なんじゃまいか? お前はさっさと扉を閉めて帰れw」
「なんでここでラッキースケベが発生するのかさっぱり分からないですw ってもラッキーでもないか。注意書きもありましたし、そもそも主人公ツバメさん探してきてるんですから、故意ですよね。覗く気満々ですよね。男女共用の更衣室だからその気はなかったって言っても信じられないレベルですよ」
「いわば女子を探しに女子トイレに入る感じだからなw しかし人数パッと見男子が7人しかいないのに、レギュラー選考がいかにも厳しい、といった感じの説明は何なんなんだろうなw シドウくんも妙に気合入ってるし」
「何言ってるんですか、7人居るってことは2人ハブなんですよ? 十中八九あのデブときのこが控えだとしても、剣に本気のシドウくんが手を抜くはずがないじゃないですか」
十中八九あのデブときのこは控えだよなぁ……w


リボーン:すげぇ総力戦。

「なんというか、キン肉マンの超人タッグトーナメントというか、全選手入場っていうか……なんだろ、このシリーズ総ざらい感。面白くなってきてるなーって思うんだが」
「そうですね。仲間だと思ってたCEDEFとか、シモンファミリーはおろか、六道さん、白蘭さんさえ現れてきましたから。本当に総力戦で、これ最終章なんじゃねーのって感じがバリバリですよ」
「えっと、リボーンがボンゴレ10代目とディーノのキャバッローネ、ルーチェ……っていうかユニと白蘭とγのミルフィオーレ、コロネロがバジルとかツナ父のいるCEDEF。ヴェルデが六道達黒曜、スカルは炎真達シモン、バイパーはXANXUSの人がいるヴァリアーと組んだ訳だ」
「フォンさんはどーすんですかね? 残ってるのは……シャマルさんとか、ヴィンディチェの人とかくらいしか……」
「後は内藤ロンシャン率いるトマゾファミリーが参戦すればカンペキなわけだな」
「絶対出てこねー! 絶対に出てこねー!w まぁ寄せ集め集団とか、新勢力って筋もありますか」
「今まで結構殺伐としてたから、この編で実際殺し無しの勝負、って感じでやってくれると心休まるなぁ。復讐者の人が特に殺伐とさせてるんだけど、今回も制裁付きなんかね?」
「仲間内の抗争っぽくはなってますからね。まぁ試合形式とかも分からないので本当にどうなるかは不明ですが」
「ワクワクする展開なのでこれからどうなるか楽しみだなw」


斉木楠雄のサイ難:5度目の読み切り

これ、もう読み切りとは言わんだろ
不定期連載ですよねw っていうかここまでやって連載にならなかったら、麻生先生はブチ切れ金剛なんじゃないかと」
「いや、連載になるだろ?! でもなったらなったでこの設定をどうするんだって話になっちまうんだが」
「えっと……リセット?
「同じ展開二度やるのかよ!w 6話分くらいネタバレした状態で天丼すんの? ギャグマンガとしては致命的じゃん! とはいえこのまま継続でやったらなぁなぁ連載過ぎるだろ! くっそどうするんだってばよ!」
「いや、もう引くに引けないから、単行本一冊分くらいはやっちゃうかーっていう企画なのでは?」
「麻生先生どんだけ編集部に良いように使われてんだよ!w 本編の方も面白かったけど、ソレ以上にこの謎掲載連打の方が面白いよ! 頑張れ麻生先生!w」
「全く感想になってないですけど、ネザーランドドワーフは可愛いですよね」


めだかボックス:どういう事だってばよ?

「あああああああああああああああくっそがあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!11111!」
「っおう! また発作か!w」
「くうううそおおおおおがああああああああああ…………いや、少し落ち着きました。8億円、意味不明4ページ、ブチ切れめだか、お前らは全然普通じゃない、とか、これでもう満腹なんで今日は帰りますね……うん、最近はバクマン。に注意が行ってましたが、本当の敵はそっちじゃなかったんや……この設定追加には僕もブチ切れざるを得なかった。……いや、本当にこの漫画クソだわ。クソですよ! クソ何だよ!!!!!!! 」
「ちょw 落ち着けw」
「まったこんなくっだらねー企画で8億円の賞金だとかはいいですよ! 最初から途方も無い金額だってのは解ってましたから! 『ここまでの冒険が何よりの宝だ!』 それもいいでしょう、それもお約束です。でも、お前がやった試験を達成出来なかった奴が居るなり、何の価値もないようなクズを見るような目で見るその態度が本当に許せねぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!! やっぱりお前人間大好き博愛主義でもなんでも無く、ただ自分の役に立つ人間が好きなだけじゃねぇかよくっそがああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!11111111111!!! マジこいつ終わってるわ! 絶対悪役ですよ! この漫画、最終的なボスキャラがめだかちゃんってオチ以外絶対認めませんからね! ツンデレとか、もうどうでもいいわ! とりあえずだれかはやくこの黒神めだかってキャラクターを消滅させてくれ!!!!!!!!!!!!11!!!! 僕の漫画観が崩壊する前に早く!!!!!!!!!!!!!111111111111111111」
「うっせー!w とりあえず今日はさっさと帰れ!w」
「……クソが……多分あれ、叩かれたからキレたんだよ……マジクズ……あれで新任率実質100%の生徒会長なんだもんな……絶対洗脳か賄賂だよ……むしろお前ら今までの冒険が全て下らなくないとでも思ってたのか……(ぶつぶつ」
−−−−
「……あの、なんだかすごく深刻そうな表情でぶつぶつ言いながらすれ違ったんですけれども〜、何かあったんでしょうか〜?」
「気にするな。ああ、そういえば貴様はアレだ、昔やっためだかボックス黒神めだか黒幕説の話とか、まだ覚えてるか?」
「えっと、大分昔にやった奴ですよね〜……。あの、正直覚えてませんけど……」
「それでいいやw ま、結構適当に考えてたヤツだが、意外と本当になりそうなんでなw ほれ、今週のジャンプ」
「(パラパラ)……なんだか今週善吉さんと黒神さんが喧嘩? してますけど、今どうなってるんでしょうか〜?」
「前にも言ったが善吉くんってのはごくごく普通()の男子学生なんだよ。それがめだかちゃんにずっと付き従ってるって話はしたろ」
「そうですね〜。誰もが守られようとする黒神さんを、善吉さんだけは守ってやる、って感じで、黒神さんもそんな善吉さんと昔からずっと一緒にいるんですよね〜」
「あれ、黒神からしたら、『なんだこいつ、何の能力も無いけど珍しい奴だから観察しとこ』って感じだったらしい」
「……あれ? そこはこう、もっとラブコメ的な何かを予想してたんですけれど〜……」
「友情とか恋愛感情とかそんな甘ったるい感情では断じて無い!(キリッ) ツンデレとか言ってたけど! 善吉勝って! とか号泣してたけどあれは全部嘘だったんや! ……と思ったがアレはアレで死地に一般人を送ったらどうなるか、って実験観察だったのか。確かにあの反応はモルモットで実験したら死んでしまって悲しいお、って感じだったしな……」
「あの、もしもし〜?」
「おお、すまんすまん。で、今回は善吉と同じく特別能力が無い()と思われる新キャラ5人が現れたら、善吉がいらない子になって見捨てられた。だって善吉くん、めだかちゃんがせっかく用意した試験を一問もクリアできないっていうから
「……それだけ、ですか〜?」
それだけです(キリッ まぁ新キャラは普通とかいっても、厨二電波、ロボ、眼帯サンボ、腹話術師、ゲーマー……だけは普通か。だけどなw」
(´・ω・`)あの、二人は幼なじみなんですよね〜?」
「そんなの関係ねぇ!」
「古〜ッ!」
「ま、俺はどうでもいいんだよ。 設定破綻してようがなんだろうが。そんなんジャンプじゃ数多だし、ある程度は脳内補填でなんとかなる。実際、めだかちゃんは誰かの土下座を見るために生きている、とか仮定すれば、今週の最後のページの善吉土下座は見事な手腕だと言わざるを得ないからなw」 
「土下座をさせる主人公……ですか〜……?」
「それに黒神黒幕説を唱えている俺としてはこの展開はかなりぞくぞくするよ。今まで主人公として扱われて、さんざん周りから持ち上げられていためだかちゃんが、今後どんな風に周りからDISられるのか、って考えるだけでワクワクする。この漫画には既存漫画の法則をぶち壊す何かを感じるぜ!」
「それ、本気で言ってませんよね〜?」
「いっやーこんしゅうすっげぇおもしろかったなー(棒 いや嘘、面白かったのは本当w でもお前、ちょっとは自分の言った事に責任は持てw って思ったくらいw 来週がすっげぇ楽しみだw 機会があればまた詳しく説明してやろう」
「……そーですね、ごろーさん」
「それでよし!w 次はバクマン。か。ちょっと姉でも呼んで来てくれ」
「了解しました〜」


バクマン。:新人イビリ

「……って訳で来たけど」
「ああ、バクマン。話をするのにヤツでは役不足っぽいからな。今日は言いたいこと多いから付き合ってもらうぞ」
「別にいーけどねー。じゃ早速。この新連載にあわせて面白い話を当てるって、漫画家って言っても普通の社会人と変わらないのね」
「ライバル心、っていうと格好いいが、実際新人イビリだからなw」
「でもまぁ、漫画家は別に考えた方がいいのかしらね。文字通り職が掛かってるじゃない? 同じようなジャンルの漫画が来たら、比較して◯◯より面白い、なんて言われたら立つ瀬ないでしょうし」
「とはいえこの編集の完全敵対っぷりは異常だろ。ま、七峰くんが担当に喧嘩売ってるんだからこの展開も致し方ないといえばそうだが」
「あれ、逆に編集長は七峰くんに目ぇかけてるんじゃないの? 他の漫画家にもハッパかけて、雑誌自体の質を上げつつ、読み切りがそれ以上であればよい、だなんてやり手の編集長の画策しそうな感じ。3位より低かったら七峰くんは使わないとか言ってるけど、実際はあれだけの環境でよくやった、とか言って結局関連雑誌に引きこむんじゃない? そもそも七峰くん青年誌向きの漫画書いてるしさ。それならこの展開も壮大な振りって事になるし、七峰くんも担当の力をちょっとは認めてくれるんじゃないかしら」
「七峰くんがもっとうまい方法で本当に面白くて新しい漫画の書き方を提示してくれる。誰もが納得するオチがつく……そんな風に考えていた時期が、俺にもありました……」
「何その逆信頼w」
「こっちはもう何度も裏切られてるんだよ!w 七峰君に関しては最終的に良い方向に転ぶという予想は精神衛生上宜しくないのでセルフディフェンスだw」
「しっかし七峰君のこの無礼者描写は適当よねーw これちょっと言い方変えて、内心腹黒キャラにするだけでもいいと思うのに。小杉担当にも、口先だけでもいいから、『今後は担当の意見も考慮に入れてやっていこうと思います。よろしく!』 くらい言ってもいいのに。響さんは一応身内だからそっちで悪態ついてて、対担当は敵愾心を持ちつつも丁寧な上っ面、って方が悪人描写が輝くと思うんだけど。前回あれだけ無理矢理担当ハブにして痛い目みたのに」
「それが彼のパーソナリティーなんだよ。自分で漫画を書いて亜城木を超えたい、余計なことを言って作品をダメにする編集なんて必要ない。でもジャンプで一番になりたい。単純そうで複雑なソレが彼の矜持なんだろう」
「サイコーの目標もよくわかんないけど七峰くんもわっかんないわねー。ま、人間はいつも最適値を選べるほど論理的な存在ではない、って事なのかしら。漫画家を目指すような奴は、特に」
「綺麗に締めてるっぽいけど、締まってないからなw そして一話完結じゃない一話完結だが……これ、シュージンが言っちゃダメだろw
「いままでの展開を見返して新しい展開を思いつくとか……。計算して漫画書いてるヤツじゃなくても、そんなん普通にやってるわよね? もしかして漫画家って自分の作品を見返す時間が無いほど切迫してるの?
「漫画家はあんまり他の漫画見る暇無い、って話は昔聞いた事があるw とはいえ、そもそも。計算して書いてる奴は伏線になりそうな要素を漫画の端々に残してるだろ。なんで今更一話から自分の漫画を見直す事が画期的なアイディア、的な雰囲気なんだよw」
「まぁ自分でも想像がつかないような要素から、新しい展開を思いつける、っていう事なんでしょうけどね。本当に週刊連載とか長期連載してる作家以外にはほとんど説得力のない展開だったわねw いや、あたし達は自分でも忘れてる設定の欠片、とか、そんなの存在しないから!w
「ぶっちゃけ今週のめだかみたいに、『何言ってんだこいつ……』ってなるのがオチだよなw 今週のこのサイシューにはさすがの俺も読者との温度差を感じざるを得ないw」
「あんたはいつも文句だらけでしょーがw」


スケットダンス:ホースケェ……

「なにはともあれ、ホースケが部室の隅においやられててワロタw」
「夜行性なんだからしゃーないでしょw 出番があっただけマシよw」
「ホント、部屋の隅にいるんだもんなw 爆笑したわ! 邪魔なら野に返せよ!w 本編は、部員が足りないなら演劇は諦めろ、としか……」
「そうよね……なんで演劇部に照明とか舞台美術やりに入るのかしら……。いや、彼の話しぶりだと、三年生が役者独占しててやれるのが裏方しかなかった、って言い方に聞こえるんだけど……」
「部員が少ないのも、三年が役者をやろうとする新人をいびってやめさせたのか……『おめーが役者やろうなんて1年早いんだよ!』って感じで……。彼が舞台を台なしにしようとしたのも納得の展開だな……」
「なんだかあたし欝になってきたわw」
「笑ってんぞw」
「いや、なんか部室の隅にいるホースケを思い出したらつい笑みがw 凄いお荷物感www」
「次……目の開いたホースケと合うのはいつになるかな?」
「やめてwww」


ぬらりひょんの孫:地獄絵図

「最近、世界の危機を煽る漫画少ないけど、ぬらりひょんの孫は実際日本の危機よね」
「そーいやそうだな。一般人を襲う敵から皆を守る漫画、って少なくなったな。ワンピースとかむしろ襲う側だし」
「あれはファッション海賊でしょーが。ナルトは隠密同士の戦いだし、トリコはある意味そうだけど、狩猟メインだし、リボーンは内部抗争じゃない」
「ふむ、そういう意味では逆に個性的な展開になってるんだな。そして今回、鳥居さんと巻さん活躍回だったな」
「なんだかんだでこの二人キャラいいもんねー。最初は清継くんのとりまき……ああ、だから”とり”いさんと”まき”さんなのね」
「なん……だと……? 俺も今更気づいた……! 巻さんの元ヤン描写がパネェが、彼女まだ中学生ですよね? ナイフ持ち歩く女子中学生とか……」
「けしからん?」
「……いいじゃないかw」
「なんでよw とはいえ、こういうサブキャラが活躍……とはいわないまでもその場の機転とか、今までの冒険の知識で危機を避けるの、ってワクワクするわよね。でも討伐は出来ない、ってあたりが好きなバランスかも」
「そだな。あくまで一時的な対処であって、局面を変える要素はない、って所がな」
「やっぱり人間は妖怪に対して無力な方が面白いからね。陰陽師とかの力でようやく逃げられる、そんな距離感。運がよかったら討伐できるチャンスがあったかもしれない、って雰囲気が残ってるのもいいわよ」
「ああ、何事にもワンチャンスあるって方が面白いもんな。でも出来ないってあたりで敵の強さに深みが出るし、逃げる側にも必死さとか、一か八かのギャンブルっぽさが出るってことか」
「そしてピンチになったら、早く来てくれ−! 悟空ー! ってことよ。主人公登場が生きるものね。実際今週まるまるこの二人に使った事で、主人公一ページしか出てないけど、安心感とか、便りになる感が異常だもの」
「パワーアップしたばっかだしなw 正体バレもしてるし、こっちもこっちで最終局面っぽいよなぁ……」



「というわけで今週はこの辺で終了だな」
「はいはい。ま、今週面白い漫画多くてよかったわね。毎度こんな調子じゃ逆に大変でしょうけど」
「良くも悪くも、だな。新連載も特に無いが……来週も斉木楠雄は読み切りだからな……」
「本当、アレどうなってるのよ……」
「それは俺にも解らんw ジャガーが終わってギャグがいぬまる一本ってのも問題の根底にあるとは思うが、編集にいいように使われているんじゃないか、七峰くん早く来て! ってのが実情じゃないかと思うw 冗談だけど」
「ってわけで今回はこれで。じゃ、またね」
「おう、それではまた次回。ノシ」

ST&RS:おまけ

「……というわけで女子の居ぬ間におまけで感想だな。なにこのめぐるちゃん。太ましい いや、中学生の歳相応の幼児体型を表している、というならそれはそれで……でも太ましいだろこれ……どういうことなの……。いや、しかし今週現れたフィフィーさんの姉といい、やはりヨミカワ先生は尻描写にお熱としか……。くそっ! ツッコミがいない状況で俺は何をブツブツ言ってんだろーなw 本編はようやく火星のお話が出てきてSFチックになってきたな……これで数年後−−ってなったら最終回フラグだが、この掲載順位は危ういって事なのか? そして面接でハブされる土神くんの扱いに俺はほっこりしていた。これ、最終選考残らない方が俺は納得の展開だと思うが、残らなかったら残らなかったであの展開はなんだったんだよってなるので、それも面白いと思う。どっちにしろ俺得ってことだな。……そろそろ寂しくなってきたので終わりにするか。では、また次回。ノシ」