色塗り履歴。というかアムドライバー布教更新。

アッロンジー
「なんですか、藪から棒に」
「いや、ニコニコ動画Get Ride!アムドライバーの配信があってな。今なら流行る! と友人連中に布教しているんだが……芳しくなくてな」
「……はぁ、そうですか」
「それだよ! まさにその反応! 『ふーん(笑)』 とか、『で、それは流行ってたの?』 って顔! お前ら全っ然わかってねえ! アムドライバーってのはな、流行とか知名度とかじゃなくて、かっこいいって何だ?本当にかっこいいアニメ、君は最近見たのか? を問う僕らの問題作なんだよ!」
「具体的な内容がさっぱり解らねぇですよ、それ」
「ああ、一応説明しとくか。 アムドライバーのストーリーは、突如現れた人類を襲う謎の機械、『バグシーン』とそれに唯一対抗出来る装備、『アムジャケット』を装備した兵士、通称『アムドライバー』との戦いを描いたアニメ作品だ。今年スクールを卒業したばかりの新人アムドライバージェナスを主人公として、同期のラグナ、セラ、それとベテランアムドライバーのシーン、ダーク、パフ達の活躍をチェイキッアウ! ……って感じだった10話までは……
「なんですか、そのすっげぇ思わせぶりな感じのセリフは?」
「いや、10話までは未知なる人類の脅威との戦う若干斜に構えた癖のあるアイドル軍人達、って感じのちょっとしたヒーロー物っぽいんだけど、10話でその根底が大きく覆る事になる。まぁその辺は本編を見て欲しいんだが、最早最新配信で10話が終わってしまったので適当にあらすじでも言おうか?」
「また長くなりそうですから後でお願いしますw それで……えっと、そもそもアムドライバーっていつ頃やってたんですか?」
「2004年4月から2005年3月。まるまる一年だな」
「8年も前ですか……古すぎて覚えてねぇ……!」
「その頃だと前年にガンダムシード、次枠の鋼の錬金術師後半あたりからスタートして、そして後半はガンダムシードデスティニーの前半と放映時期がかぶっている」
「ああ、それならなんとなく解りますよ。ガンダムシードは友人のDVDで、デスティニーは適当に摘み見してましたから」
「デスティニーの最終話は面白かったよな」
「ええ。主人公放置で格好いいストライクフリーダムがグーンと上がってきて、(`・ω・´)シャキーン! と全員揃ってキメポーズ! って終わりましたからね。そりゃエンドロールでシンも嗚咽するわ、と。あそこまでやられるともう笑顔しか出ないですね」
「あのドヤ顔エンドは色々な意味ですごかったな……おっとまて。話が脱線しかけてるぞ。まぁかくも有名タイトルに囲まれながらも健気に放映していた皆大好きアムドライバーだが、欠点が無いわけではない」
「まぁ欠点がなければ流行ってるとは思うんですけど」
うるせー! まぁまず、作画がしょぼい
うわぁw そこはアニメにとって生命線だと思うんですけど」
「まぁ同時期にやってる4クールやってるアニメがハガレンとか、シードデスティニーとかだからちょっと比較されるとどうしようもないかもな。とはいっても、作画良好な回も……うん。それなりに……いや、たまーにあるんじゃない? あと絵柄もそこそこ独特で、ちょっととっつきにくい感じと言えばそうかもしれん。作画と合わせて絵柄がちょっとね、っていうのは所謂ファン層でもどうしようもない」
「いきなり駄目じゃねぇかw」
「後は些細な事だが、主人公ジェナスと、相棒のラグナの声優が地味に下手だったりする。ラグナはまだいいとしても、ジェナスはマジで下手だ。後々上手くなってはいくけど、初期の棒読み感はパない。だが、それがいい
「つまり、見る場面によっては酷い作画と棒読み主人公を見る事になる、と」
「軽く見たシーンがそれだと、なんだこれ、ってなる人も多いと思う。だがこのアニメ評をする際に10話まで見ろ、という言があるように10話の盛り上がり、加速感はかなりのものだと思うので機会があれば騙されたと思って数週くらい生や優しい目で視聴してくれると嬉しい」
「とは言ってももう10話とか既に無料期間が過ぎてるんですけども」
「うむむ、そうだったな。激しくネタバレにはなるが……あらすじ紹介程度ならいいか。という訳で軽く説明していこう」


アムドライバーのあらすじ

「10話までのあらすじはさっき言った通り、基本的には襲来するバグシーン対正義のアムドライバー、という構図なんだが、その描写が若干ビジネスライクなんだよ」
「? アムドライバーっていわば軍人なんですよね? それがビジネスライク?」
「うむ。一応アムドライバーは市民を守る為に戦う連邦軍所属の軍人……なんだが、その活躍具合によってスコアやスポンサーがついて、それに応じてより強力な武装が手に入るような仕様になっている。つまり狩りをしてゴールドを溜めて、装備を買うって感じだな」
「んー、聞いてる分には普通? とも思わなくもないですよね。少なくとも軍人らしくはないですが」
「その違和感がある意味伏線なんだよ。更に彼らはメディア露出の為にバグシーンを目立つ所におびき出したり、より高いスコアを取る為に少数を見逃す、とか、あまつさえ市街地で市民がピンチになってから助ける、みたいな描写まである」
「なんですかそれ。軍人どころかヒーローっぽくすらなくなりましたけど。っつーかその凄くマッチポンプがしますよね。火事が大きくなってから消化、みたいな。そこまで楽勝な相手なんですか? バグシーンって」
バグシーンに対抗出来るのはアムドライバーだけ! って触れ込みで、戦闘は結構楽勝ムードではある。バグシーンって結構普通に建造物も壊すので、市民は必死に逃げ惑ってるけど。主人公のジェナスはスクールを出たてだから当然そんなあえて手抜きをするような周囲の態度が気にいらなくて単独行動とか奇襲を防ぎに行ったりして悪戦苦闘するんだけどな。まぁそんな状況で後は主要キャラの紹介、バグシーン側の人間も出てきて、バグシーンとは、アムドライバーって一体何なんだろう、って感じで謎が深まってゆく。ここまでが9話
「2ヶ月とか長い前フリですねw」
「まぁその2ヶ月もただ前フリしてるんじゃなくて、それぞれのキャラが立つようになってるんだけどな。んで肝心の10話だが、9話で出現したバグシーンがすっげぇ強くて、っていうか敵側にもアムジャケットを着たアムドライバーが現れて、主人公側のアムドライバーが負ける。っていうか、拠点が陥落する
「え? バグシーン対アムドライバーって話じゃないんですか?」
「そういう話だった。9話までは。今まで若干緩いながらも市民を守る為に戦っていた基地が敵アムドライバーと新型バグシーンの襲来によって陥落。先輩アムドライバー、ダークとタフトさんの決死の囮作戦のおかげでなんとか逃げ延びた新人3人とレポーター2人と、サポートのジョイ。燃料も尽きかけの状態で後退予定地まで逃げる最中の彼らに届いたのは、連邦軍を糾弾する新しいアムドライバー達の姿だった−−−。というのが10、11話だな」
「?? つまり、バグシーン対アムドライバーから、アムドライバーアムドライバーの構図になった、と?」
「今はその状況に移行している最中だな。さらにネタバレすると、アムドライバーアムドライバーアムドライバーになる」
アムドライバーゲシュタルト崩壊がヤバイですw っていうか意味がわからんw」
「という訳で、今までただ単純にバグシーンという脅威と戦う正義のヒーローだったアムドライバーがその真実の姿を晒し、それぞれの思いを胸に戦いに赴く、という結構ハードボイルドな戦場アニメなんだよアムドライバー現在ニコニコ動画で第一話、最新話無料で放映中! アロンジー
すっげぇ番宣臭ですw」
「ま、詳しくはウィキでも紹介サイトでもあるから興味が湧いたら適当に覗いてみればいいと思う。っていうか頼む。
「必死過ぎるww」


ボードバイザー

「ってことでようやく本題に入ろう。説明はともかく今回の題目はずばりアムドライバー、その追加装備であるバイザーだな。今回は創作じゃなくて、普通にトレスしてる」
「トレスとかまた珍しいですね」
「やらない訳じゃないが本来はそういうのは上げないつもりなんだが……アムドライバー普及目的ならいいかな、と思ってやった。反省はしていない。最初に取りあげるバイザー……つまりアムドライバー達の追加装備は、主人公の装備であるボードバイザーだな。アムドライバー達の基本装備であるボードを強化した物、って感じだ」
「って訳で適当にプリントスクリーンした画像を引き伸ばしたりして」

「それをいきなり曲線ツールで描写してもいいんだが、それじゃさすがに練習にならんので一応なぞっている。またアニメのOPを参考にしているが、さすがに動画なので細かいディティールはかなり適当に書かれているからな。それを補完する意味でも手書きトレスは必要だと思う」

「んで後はそれを見ながら元画像と見合わせて曲線ツールを駆使し線画を作成」

「恒例のジェバンニが適当に色を塗ってくれました、と」

「んでアムドライバーは一応装備なので、金属感というか、プラスチック感というか、ともかく光加減が重要な気がする。あんまり白色は入れた事がないので書いていくうちに『おっもしれぇー!』 とかなってたのは秘密だ」

「そして最後にアムドラのタイトルと背景色を追加ですね」

「ボードバイザーはやっぱりデザインがダサ格好いいよな。バランス悪そうなんだけど、なんか格好いい」
「シルエットだけ見たらバルタン星人っぽいですよね」
「しかし主人公機って事もあってOPでも作画に力入ってる方だと思うな」
「元画像の光加減がかなりしっかりしてますね」
「実はそれぞれのキャラよりもアムドライバーのタイトルの方が時間がかかっているのは秘密だ。そしてこんな作業を繰り返す事複数回……という事で後は適当に列挙してむしろバイザーの説明もしてしまうという容量の無駄遣いタイムだ!」
「無駄に長いなこの更新!w」


モトバイザー

「次に紹介するのは主人公の相棒、ラグナの装備するバイザー、モトバイザーだ。一番最初に書いたので色々心残りがあると言えばある。っつーかOP時のデザインも結構適当で、実物のおもちゃも結構股間周りが適当なのですっげぇ困ってた」
「どうでもいい作業秘話がw」






「ちなみにこのモトバイザー、元は他の先輩アムドライバーが使っていたのを、ある戦闘でラグナが借りて、その後もなぜかそのままラグナのものになっていた
「借りパクかよ!w」


エアバイザー

「そしていつの間にかヒロインの装備っぽくなっていたエアバイザーだ! これもモトバイザーと同じで最初は別のアムドライバーが使っていたがいつの間にかヒロインが装備していたぞ!」
「借りパクが基本の主人公達w」






「これはなんというか生のアムジャケット露出が多いのでいかにも追加装備、って感じでいいよな。シルエットがかなりシャープだ」
「ここあたりで光つける作業おもしれーって感じでしたよね」


エッジバイザー

「次は装着前のシルエットが格好いいエッジバイザーさんだ!」
「装着前とか知らんですけども」






「ちなみにこの装備、最新バイザーって事で鳴り物入りでエースのシーンさんに投入されるんだけど、投入されてすぐに10話だから速攻でボロ負けするっていうね」
「何の為の最新装備だw」


バーストバイザー

「そして最後は俺達の漢メカ、バーストバイザーさんだ!」
「意味がわからねぇよw」






「実はこのバイザー、ミサイル全弾打ち終わったら他に攻撃手段が無いんだぜ……。ちなみに先述したあらすじの囮になったダークさん、タフトさんがこの装備と、パンチ、あと瓦礫で戦ってた。瓦礫無双!」
「漢らし過ぎるw」



「一応これで終了ですかね」
「うむ。トレスして思ったんだけど、やっぱりバイザー格好良すぎワロタw
「しかしこれ、すっげぇ容量の無駄遣いですよねw」

「後は最後にアムドライバーを視聴する際に知っておいた方がいいことを適当に列挙しようと思う。まぁニコニコ上での事を説明する。ちょっと下世話な気がするが、途中参加する場合、意味がわかんねーよ! って事も多いだろうからな」
「蛇足な気もしますが、まぁ以下に」

アム◯◯

 アムエネルギーを利用したパワードスーツ、アムジャケットを装備した兵士をアムドライバーという。このなんでもかんでもアムってつければ良いってもんじゃねーぞ! という状況から、とりあえずなんでもかんでも頭にアムをつければアムドライバーっぽくね? という魔法の接頭語。非常に使い勝手が良いがつけて何か意味があるのか、と言われたら間違いなくない。例)アムオープニング、アム間、アム作画崩壊、アム瓦礫、ハハッアムスw 等 便利過ぎる。

やっちゃるぜ!

 主人公ジェナスの口癖。何がやっちゃるのかはよく分からないが、気合が入っている事は解る。若干棒読みなのは気にするな!

NASにも拍手を!

 本来は主人公、ジェナスの名前を文字って皮肉的に褒め称える言葉。先輩であるシーンが劇的に市民を助ける場面で、陰ながら活躍していたジェナスをシーンがわざわざインタビューアーに紹介した際のセリフ。陰ながら活躍した新人にも拍手を! という本来微笑ましい場面なのだが、茄子……つまり野菜呼ばわりする事で、あんまりチョーシこいてんじゃねーぞ、お? という意味も多分に含まれている。転じてアニメアムドライバーの作成会社である”NAS”を褒め称えるセリフでもある。

アロンジー

 ジェナスの相棒、ラグナの口癖。フランス語で『レッツゴー!』とか『行くぜ!』くらいの意味。アッロンジィー! などラグナの口調がよく変わるのでなんだか耳に残る。アロンジー

ヘローピーポー

 デーンデッデーンデッデー オープニング後の前回のあらすじ時に、説明役のマリーさんが冒頭に言うお決まりのセリフ。時間の都合かよく謎の間があるので、OP → アム間 → ヘローピーポー の流れに。レポーターっぽさを出そうとしているんだろうが、全然必要無い、というかむしろ浮いている……だがそれがいい

ニルギースチットモウゴカナイ

 10話までやたら黒幕っぽいなー、という動きをしていたニルギースさんの働かないっぷりを表したセリフ。毎回意味深なセリフをつぶやきつつも結局何もしないニルギースに対して、相棒のシャシャがほぼ毎回のように片言でつぶやく。ニルギースチットモウゴカナイ。でも11話でようやく仕事した。(休日出勤

歌ってるだけじゃねーか!

 アムドライバー前期OP、silent moonのあまりにもイカした歌詞故に、改変とか空耳をするよりもそのまま言ってる方が面白い、というアムドライバーならではのコメント群。正確には マジェスティックな夜に! ドラスティックな君が! グラマラスに着こなして! 蒼い道走り続けよう! である。アムドライバーの曲は全体的に本当によくできているのでOP、EDはもとより作中音楽もかなりのおすすめ。

早口解説

 ED後にバイザー紹介を、アムドライバーのサポーター兼メカニック兼ドライバーという完璧超人のジョイさんが言ってくれるCパートが存在する。が、尺の都合かやたら早口。ただでさえメカ紹介という胸熱な展開の上、作中のジョイさんがあまりにも頼りになりすぎる事、登場人物とのちょっとしたセリフの掛け合いもあるため、その短い時間にアムドライバーの面白さがある意味で凝縮されている。次回予告が終わったからと見逃さないように。

「ま、こんなところかの」
「かなり信者補正というか、盲目状態ですよね」
「一年と長いスパンで始まったばかりだからな。この不遇の名作であるアムドライバーをもっと皆に知ってほしい、って感じなんだが……まぁ押し付けは良くないよね……」
「ここまで書いといて及び腰とか今更過ぎるw」
「ともかくそんなこんなで現在も絶賛配信中のアムドライバーを宜しく、という感じだな。って訳で暇つぶしに始めた企画の割には通常更新よりもやたらめったに時間掛かったが、今回はここまでだ」
「はいはい。それじゃまた次回ですね」
「うむ、それではまたな。ノシ」