やる気があれば 誰でも出来る! ペンタブ、CG初心者講座。その4:ペンタブレットの初期設定。

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風「っつー訳でこの講座もついに四回目になった訳だが」
臨「その割には、あの、全然絵を描いてないと思うんですけれど〜……」
風「だから最初に言ったじゃない! ペンタブっていうかCGって初期設定が面倒くせぇって!」
臨「(´・ω・`)
風「って言ってても話しは始まらんからな。今回はペンタブの初期設定……っていうか、環境整備の話をしようと思う」
臨「環境整備……ですか〜?」
風「ま、CG講座って事でこれからレイヤーとかの話もするんだが、実際に使う画像編集ソフトを決めないと、説明が難しい。かと言って知ってるのを全部説明するのは面倒過ぎる。だからこの講座では何のソフトを使うのか今回決めようと思ってな」
臨「そうですね〜。フォトショップにペインター、サイとか、画像編集ソフトは色々あるので困りますよ〜」
風「と、言う訳でこの講座ではSaiをメインに取り扱う。一応サブでPixiaもフォローするつもりではいる。後余裕があればフォトショップエレメンツだな」
臨「Saiはいつも使うソフトだって、言ってましたもんね〜。他のソフトはどうして選んだんでしょうか〜?」
風「ふむ。Saiはとにかく線画描写が良いソフトなんで、今からイラストを始めるって人にも、ちょっと凝った絵を書きたいって人にもオススメ出来るかな、と思っての採用だな。後はやっぱり自分が使ってないと説明しづらいってのが一番の理由だ。Pixiaも俺が以前使ってたってのと、あと無料で操作が簡単だから画像編集のいろはを知るにはうってつけのソフトだと思ったからだ。フォトショップエレメンツに関しては、ペンタブにオプションのセットで付いてる為に入手が比較的簡単で、画像補正に関しては本家フォトショップ、ペインターを除けばトップクラスの性能だから、ってのが理由だ」
臨「えっと、Saiは説明しやすいから、Pixiaは無料で簡単だから、フォトショップエレメンツは高性能だから、って事ですね〜」
風「ま、そんな感じ。逆に言うとペインターエッセンシャルは高性能だけどブラシがうまく説明出来ないから、GIMP2に関してはまともに使えた事が無いので何を説明していいか分からないから候補から外した」
臨「簡単に言うとどっちもよく分からないから使えてないって事ですよね〜」
風「っても、結局この辺の詳しい話は他のサイトを見れば色々やってるんだよ。だから俺はさわりだけ、簡単なレイヤーと塗りの話だけにする。細かい画像処理に関しては用途に応じてサイトを見たほうが良いぞ」
臨「あくまで入門的なお話って事ですね〜」
風「理解が早くて助かる。っつー事で現在参考にすべきシチュエーションは、ペンタブを勢いで買ってきたものの、一体何今から何をするのか分からない、というところだ。そこからそしてペンタブのセットアップまでを今週はやる。次週は画像編集ソフトの導入をやっていく予定だ」
臨「はいはい〜。そういうイメージで始めるんですね〜」
風「だから貴様は今からこの金でペンタブを買ってこい」(ピン札で二万を渡す
臨「(´・ω・`)ハイ?」
風「今から お前が 実戦するんだよ そのシチュエーションを
臨「(´・ω・`)エッ……」
風「いいから 買ってこい BAMBOO FUNでいいぞ。型番はCTH-670/K1だ。前回も前々回も言ったな。オプションでフォトショップとペインターの廉価版が付いてるやつだ。ちょっとしつこいかもしれんがアマゾンの商品紹介でもしとくぞ。こういう時画像も正式名称も出てくるから説明が楽でいいよな」

風「そうそう。後BAMBOOの場合、PCと机の距離がある人は延長用のUSBケーブルも買っておいたほうがいいぞ。っていうかPCが右側にあるだけでもう長さが足りないレベルで付属のケーブルは短いので、延長ケーブルはほぼ必須だな」
臨「(´・ω・`)アノ……」
風「さ っ さ と 行 け」バン(締め出される音
臨「(´・ω・`)ドウシヨウ……」

ペンタブレットの内容

−−−数十分後
臨「……ただいま戻りました〜」
風「うむ。首尾は上手く行ったかね?」
臨「と、とりあえず言われた通り買ってきましたけれども〜……」
風「それはくれてやる。ありがたく使うんだな」
臨「ェェ〜! ほ、本当にいいんですか〜!?」
風「まぁ誕生日プレゼントかなんかだと思え。っつーかんな事はどーだっていいんだよ! ほらさっさと箱を開けろ(バリバリー」
臨「やめてください〜! 箱が破れちゃいますよ〜!」
風「クソ丁寧に梱包紙に包まれやがって……! まぁ安心しろ、俺は箱は比較的綺麗にとっておくタイプだ。だが包装紙と保護シート、テメーは駄目だ(バリバリー」
臨「……せ、せっかく可愛いのに包んで貰って来たのに〜……」
風「何か言ったか? って訳で中身をぶちまけるぞ。中には大体こんなもんが入ってるはずだ」

臨「そうですね〜。1:台座 と〜 2:ペン と〜、3:ケーブル に〜 4:説明書とかディスクの入った箱 と〜 5:替芯〜……? と不思議な金属部品ですかね〜」
風「って訳で、後は1と3を繋げて、PCのUSBポートに3の逆端を挿し込めばペンタブレットの導入は終了だ。先端の小さい方がペンタブレットの台座に、大きい方がPCに繋がる。付属のケーブルは若干短いので、延長用ケーブルが無いと少し困るかもしれん。本体と繋がる方が若干差し込みづらいかもしれんが、あまり強引にはやらないように、だがしっかり挿し込んでくれ。って訳で今回はこの辺で終わりだな。−完−
臨「ええ〜! あの、色々余ってる部品があると思うんですけれど〜!」
風「と、いう人も居るだろうと思ってな。まぁぶっちゃけケーブルさえ繋げれば最低限マウスとしての役割は果たすんだが……ペンタブレットとして絵を書こうとすると、そのままでは当然だがイカン。って事で私がタブレット導入で遭遇したり悩んだ事も含めて簡単に紹介していこう。まずは各パーツの簡単な紹介からだな」

1:台座(タブレット

風「文字通り台座だ。ここをペンでなぞると画面上でポインタが動作する」
臨「(カキカキ)はい〜、とりあえず線をつないだだけでもちゃんと動きますね〜」
風「後、指先でなぞっても動くぞ」
臨「(さすさす)あっ! 本当です〜! なんというか、はいてくですね〜!」
風「ま、ぶっちゃけ邪魔な機能だと俺は思ってるんで、後で停止する予定だけどな……!」
臨「(´・ω・`)ェェ〜!」
風「他にもBAMBOOではボタンが4つ付いていて、様々なショートカットを登録する事が出来る。ぶっちゃけ初期設定のボタンの意味は殆ど無いので、自分の使いやすいショートカットに設定しよう。が、これは後で紹介する。とりあえずボタンを使って面倒な動作を省けるって事だけ覚えてくれればいい」

2:ペン

風「これも文字通りペンだな」
臨「ボールペンみたいなデザインですよね〜。ついおしりの部分を押したくなっちゃいます〜」
風「芯の入っている先端で描写するんだが、他にもそのペン尻の部分はまた別の機能を持つペン先として使用出来る」
臨「おしりの部分でも〜……やっぱりポインタは動きますね〜」
風「若干感度が悪くはなってるけどな。加えてペンの横にはボタンが付いている。縦長のボタンだが、これも先端側と中央側で2ボタンある。こっちもショートカットを設定する事が出来るので、覚えておくと良いだろう」
臨「台座と合わせて6ボタンある訳ですね〜」
風「ちなみにペンを無くすヤツはいくらでも居るので、後で後悔しないようにペンは必ず指定の位置に置くか、もしくは台座と合体させておけ」
臨「合体……ですか〜?」
「うむ。台座に付いているアクリル製の謎のストラップ部分だが、ペンタブレットが刺さるようになっている。具体的にはこんな感じ」

臨「そ、そんなに勢いつけて説明するような所なんでしょうか〜」
風「そういう説明を……強いられているんだっ!
臨「それは前にもやりましたよ〜!」

3:ケーブル

風「あんまり説明要らないと思うが、ケーブルだ。BAMBOOでは付属品のケーブルだと1mくらいしかないので、ぶっちゃけ足りない
臨「ほにゃ〜? でも一メートルもあればギリギリ大丈夫なんじゃないかな〜って思いますけど〜」
風「いや、タブレット右利きの人が使うと、ケーブル接続部分が左側に来る事になるんだが、大きさや配置的に考えてもPCが右側にあるとまず届かないと思う。ペンタブレット自体が場所を食うので、描く時、描かない時で横においたり移動したりする事も多いだろうし、延長ケーブルは欲しい所だな」
臨「確かにキーボードとタブレットを入れ替えるだけでも結構動かさなきゃならなかったりしますからね〜」
風「ただ、その延長ケーブルも種類によっては多少タブレットに影響してくる。これは後述するが、基本的には1対1の単純な延長用USBケーブルをオススメしたいな。まぁ他にも一応ワイヤレス化に対応しているので、専用パーツを買う事でワイヤレスにも出来るんだが……」
臨「出来るんだが……何ですか〜?」
風「普通に高い。それ買うんだったらINTUOS4買うよ、って感じ。なのでワイヤレス化はあんまりオススメしないな」
臨「ワイヤレス化ってそんなに大変なんですかね〜?」
風「いや、USBと違って電源確保が面倒だからな。バッテリー必要だし。BAMBOOもINTUOSもワイヤレス化するのに+5000円以上かかる。よっぽど余裕があるんで無ければ延長ケーブルの方がいいだろう」

4:説明書とドライバディスク、ソフトウェアディスク

風「って訳で実際の所ココが本番だな。説明書に大体の導入の仕方は描いてあるので、それを読みながらやるのが一番なんだが……」
臨「そ、それを言うともう何もかもが身も蓋も無いと思いますけれども〜」
風「っても繋げば動くからドライバを入れない人ってのも……居ないとも限らんからな。一応簡単な説明だけしとこう」

風「ドライバディスクを入れてオートランするなり起動すると上記の画面になるので、後は指示に従って、利き腕の設定と、利用許諾書の同意をすれば普通にインストールされる。ちなみに利き腕設定は後で変更可能だから適当でもいいぞ。まぁ右か左か選ぶだけだから適当も何も無いが」
臨「ところでドライバ、というのは一体どういうモノなんでしょうか〜? パソコンの部品には大体付いてますよね〜?」
風「ドライバはまぁ……言わばPCへの説明書みたいなもんだな。このパーツの使い方はこうですよ、って説明が入ってる」
臨「パソコンさんも知らない事ってあるんですねぇ〜」
風「一応パソコンとの接続が出来ればそれなりには動くんだが、やっぱり各々のPCがその部品がどういう扱いをするものなのか、を理解していないと本来の性能は発揮できないからな。って訳でペンタブもドライバを入れないと、線がガクガクしたり、途中で認識が切れたりする。ただこのドライバもたまに動作中に壊れたりするんで、ペンタブが急に不具合を起こした場合、ドライバが壊れた可能性も考えた方がいいぞ」
臨「説明書が壊れる、っていうのもなんだか不思議な感じですね〜」
風「ま、PCじゃよくある事だ。何かおかしいと思ったら、1に接続、2にドライバ、3にパーツ、4にPCを疑うってのが鉄則だな」

5:芯抜きと替芯

風「これも地味に重要な話なんだが、実はペンタブは消耗品だ」
臨「あれ? 一度買ったら後はいつまで描けるものじゃないんでしょうか〜?」
風「人によって差はあるが、ペンタブの芯ってのは結構な頻度ですり減る。磨り減るとペン先が尖って台座の部分(オーバーレイシート)を傷つけるので、替芯をまめに交換するか、保護シートを貼る、などの措置も必要だな」
臨「うむむ〜。そう簡単にずっと使えるモノってのは無いんですね〜」
風「まぁ、BAMBOOはオーバーレイシート交換出来ないんで、芯に気を遣うしかないんだけどな! ってもコレばっかりは人による。芯が減らないって人は結構持つんだろうし。ただ台座に傷が付くと取り返しがつかないので、ちょっと尖ってきたな、と思ったら素直に交換しておくのが良いと思う。台座に傷がつきすぎてが引っかかるようになってからでは遅すぎるんでな。そういう点から言っても長くしっかり使うならINTUOS4がやはり正解という件ではある」
臨「それじゃあ、芯の交換っていうのはどうやるんでしょうか〜?」
風「付属の芯抜きがあるだろ? あれで引っこ抜く。一応奥で引っかかてはいるが、ちゃんとつまめていれば簡単に引き抜ける。付属の芯抜きを無くしていてもピンセットとかでも抜けるらしいぞ? まぁ付属品のでも若干抜きづらいから付属品のをちゃんと持っておくに越したことはないと思うが。って訳で恒例の参考図だ」

風「こんな感じでぬっこ抜いてくれ。試しに新品の芯でも抜いてみろ」
臨「はい〜やってみます〜。……うにゅにゅ〜……! 滑って中々抜けませんよ〜」
風「その辺は気合で頑張れ。慣れればしっかり抜ける。が、ここで問題なのはもう摘めないくらい芯がすり減った場合、\(^o^)/オワタ って事だ。芯の確認と交換はくれぐれもまめにな」
臨「えっと、それでその替芯ってのはどこで探せばいいんでしょうか〜?」
風「まぁペンタブレット売ってるみせなら普通に売ってるよ。替芯5本で千円とかだったか。若干高いが、まぁ一年に1回か2回買えば充分だとは思う。まぁ常に新品でやりたい! っていうんだったらまた状況が違うが。ってわけでまた実際に商品紹介した方が早いよな。なんて便利なアマゾン紹介!w」
臨「すごく広告的です〜!」

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風「まぁ芯にも種類があって、多少かき心地が違うのでやはり現地で値段と相談してみた方がいいかもな」

風「って訳で今からペンタブレットのオプション設定を……と思ったんだが長くなってきたんで一旦切るわ」
臨「うむむ〜。まだ絵を描くには遠いみたいですね〜」
風「ここまできたらのんびりやろーぜw って訳で次回はタブレットのオプション設定紹介をする予定だ。画像編集ソフトの導入は……またその次かな」
臨「こうやってどんどん間延びしていくんですね〜」
風「ま、また企画倒れにならないようにモチベーション上げていこう。っつーわけで次回はまた明日にでも更新したいな」
臨「なんだかんだで最近ハイペース更新ですよね〜」
風「これでハイペース更新かどうかは解らんが、とにかくまた次回」
臨「はい、それではまた〜。ノシ」
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