12/36・37号合併号週刊少年ジャンプ感想 + 恋のキューピッド焼野原鏖(長谷川智宏先生)読切

「んじゃ早速ジャンプ感想を……と思ったらブリーチ休載だな」
「そういえばそうですね。思い返せばTwitterで体調悪いとか呟いてたような……?」
「合併号で近未来杯も2つ目だが平常運転でいくとするかのう」
「まーそんな事言ってる間に水曜日ですけどね!」
「ちょっとマジで先週から忙しくて……来週合併休みだからなんとか調子戻したい所だ」


暗殺教室

  • 生きていても人は死ぬ

「カルマくんが『今度は勝手に死ぬな』、などと言っていたのでどんなエピソードなんじゃらほい、と思っていたんだが、ちょっと変わった感じの話だったな」
「てっきり学級崩壊かなんかで先生が自殺でもしたのかと思いましたよね。そうでなくて、カルマくんの中で先生という存在が死んだ、って事だったとは」
「カルマくんの生死感はかなり独特だよな。言動を見る限り比較的正常な倫理観を持っているにも関わらずこの感性、ってあたりにただぶっ飛んだイカれキャラじゃない魅力があるんではなかろうか。走馬灯のくだりは地味に良い描写だったと思うな」
「自分の生命の危機に際して走馬灯を見るレベルには死ぬことが怖いはずなのに、自分の命を駆け引きに使う、って凄いですよね。どういう意味にしろ殺センセーに対して一定量の信頼が無いと無理な行動というか」
「生きていても絶望したら死ぬ。だったら、そうならないように刺激的デイズを過ごすしかない、って事なんかもしれんな。カルマくんの中の善悪の物差しは変わってないみたいだし、良い奴なのにぶっ壊れ、というカルマくんのキャラクターは他にはない松井先生独特のモノだと思うぜ」
「まぁ数話で懐柔されすぎじゃねーかな、とも思いましたが、ギスギスした対立関係を維持するような漫画じゃないですからね。いや、実際問題ギスギスしていなければならない展開にも関わらず、そうならない、っていう矛盾がこの漫画のキモなんだと思います」
「ふむ。ぶっ壊れキャラであるはずのカルマくんがある程度の常識と感覚を持っているのも、むしろこの漫画らしいキャラクターって事なのか……」
イカれてるヤツがまともで、まともなヤツが教師殺しを普通に受け入れるくらいぶっ飛んでる、人を導く教師が触手で、生徒をまとめるはずの学校は差別主義。とまぁ二律背反じみた世界観が、暗殺教室なのかもしれませんね」
「綺麗にまとめるのもしゃくなんで、今週もやっぱり渚くんの髪型変だよな
「あの椰子の木みたいな髪型は本当に何なんですかねw」
「渚……海……南国……椰子の木……という事か?」
「カルマくんがその名前から”業”、基本的に善行のキャラクター、ってのもありますし、結構ネーミングでキャラクター付けしているのかもしれませんね」
「うーむ。もっとギャグっぽく終わりにするつもりだったんだが」
「余計な気を回す暇があったら次行きますよw」


ハイキュー

  • 練習試合終了

「先週までイケイケだったから、今週はチームの弱点探しタイムだったな」
「それに加えて今まで出番の少なかった大地主将や田中先輩の活躍シーンでしたね」
「いやぁ、田中先輩が楽しそうで何よりだよw あのスパイクのシーンとか思わずうれしくなっちゃったもんw」
ゴブサタしてますっ!w
「今回は決まらなかったが、ちゃんと日向くんをフォローしたりと田中先輩がイケメン過ぎて辛いw 他にもフローターサーブだとか、レシーブした後の音で大地先輩やノヤっさんがレシーブ上手なのが解ったりと、作画面でも良好だしな」
「そして先週まで青春真っ盛りだったので、それをちょっと引いた目で見ている町内会の人たち、っていうのを出す事で、単純に青臭い雰囲気を消しにかかってきていいですよね。第三者の視点を挟む事で過剰に感情移入するのを防いだり、演技演技っぽくなるのを防いでいるというか」
「ある意味では、あんまり良くない手法だとは思うんだが、まぁちょっと先週あたりのハイキューはちょっと演技かかってたもんなw そりゃあれだけ芝居掛かってりゃ周りはああいう反応になるだろうw」
「話の盛り上がりとしてはあのくらい劇的な方が格好良いんでしょうけどねw」
「あとはちょーっとばかし表情の冴えない月島くんやら、出番の無かった山口くんとかかな。そして縁下先輩は見開きで安定の見切れである
なんでわざわざページで表情切れるようにしてるんだよもうwwww
俺達の縁下先輩応援はまだ始まったばかりだ!w


SKETDANCE

  • クズ高校

「もうクズしかいねぇなこの高校w」
「真面目な校風でもクズ、自由になってもクズ、クズクズクズクズばっかですよ!w」
「しかしクズ野郎が潰し合うならそれでいいんじゃないかな、デスファイト」
「そもそも悪行把握してるなら警察やら学校の出番だと思うんですが」
「そんな事言ったらまずスケット団がいらなくなっちまうだろw 本当に困ってるならそれこそ生徒会やら学校を頼るわw
「だからこそこういった普通に相談出来ないようなクズがスケット団に助けを求めてくる訳ですか……でもそう考えれば探偵の所に殺人依頼がくるように、クズの依頼とか、瑣末な雑事くらいしか受ける要素のないスケット団の話がそういうので満ち溢れるのも納得の展開、と、そういう風になってしまう訳ですが」
「一応、失敗者のやり直しの物語、という筋ではあるからな」
「んー。しかしこのまま話が続くと、クズを裏で粛清するというある意味必殺仕事人のような裏サイト管理人をボッスンが悪人にも人権はある! みたいな感じで、それこそスケット団が本来請け負えないような表仕事、理屈通りの正義の名の下に断罪する、となってしまい、得をするのはDQNその犠牲者が泣きをみる、という動機と行動があべこべな結末になってしまう気がするんですががが」
「いや、だからそうやってDQNが放置されたらそれで困った人がスケット団に来るだろ。『今回の依頼は遂行する』『潜在的な依頼者も増やす』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「スケット団」のつらいところだな。覚悟はいいか? オレはできてる
「話はすんなり収まるけど気持ちが収まらねぇんですけどw」


恋のキューピッド焼野原鏖

あらすじ
顔芸

「久々に酷いあらすじを見たw」
「いや、今回はコレでいいだろw とりあえず日本の朝飯ウメー! はクソ笑ったwww 顔芸もそうだが、なんで一々日本の、って言ったの?w 幼馴染みがアメリカに行くのがそんなにショックだったのかw それとも前日の出来事がそれほどショックだったのかw」
「話筋が強引を通り越して、なにいってんだコイツ状態だったんですが、最後になんだかなんだで二人が幸せそうだったので読後感は良かったですよね」
「っていうか顔芸がなw」
「全体的な勢いは凄い好きなんですけど、勢いありすぎて意味がわかんねーよ、ってのが本音ですよねw」
「その割には敵がテンプレなのも良かったな。逆に新鮮だよこの展開だと!w」
漫画は勢い! というのが伝わって来る勢い漫画でしたね」
勢い漫画ってなんだよw まぁノリが良くて、最後がハッピーエンドだと一定量幸せに見られるなぁ、という感想で締めたいと思う。とにもかくにもユリ子ちゃんが幸せそうでなによりです」
「良くないような、それで良いような……!w」


斉木楠雄のΨ難

  • 回る首

テメーはwwwww司馬懿かwwwwww
「燃堂さんwwwwくっそwwwワロタwwww」
「こえーんだよ! いや、マジで怖ぇーんだよ!www ふっざけんな!ww 新キャラ頑張ってるなー、とかそんな感想完全に吹っ飛んだわw」
「町中で普通にバット持ってるあたりも怖いですよねw いや、野球しに行くとしてもちょっとおかしいだろw 完全に凶器じゃねーかw」
「さり気なくモブの中に高橋らしきヤツがいたり、同じリアクション6回とか天丼しすぎだろう、とか色々あったけどともかく燃堂が怖いw」
「もはや感想になってませんけど、これは仕方ないwww」


ニセコイ

  • 婚約者が居て恋人がいるけど好きな人がいるんだぜ!

「死ね」
「まぁあまりにもリア充を通り越してモテ王の道を行く一条くんをみたらそんな反応になるのもやぶさかではないとおもいますが」
「そりゃ事情を軽く聞いたら一条くんがタラシだと思われても仕方ないわ。いや、実際問題無自覚なタラシな訳だが」
「一応は小野寺さん一筋で真面目に考えつつも他の皆を傷つけたくない、という一条くんらしい優しさがかいま見えた一話だとは思いますが」
「親が勝手に決めた許嫁で、ダディャーナさんの好意も別にそれに答える義務はないはずなんだが、親父さんに真剣に謝る一条くんは、好感度高いよな。まぁそれでもさっさと死ねレベルから早く死なないかなー、レベルの差くらいではあるんだが」
「どんだけリア充憎しなんですかw」
「しかし、あらかた両親公認なあたりがヤバイよな。そして権力がヤバイ。この漫画で地味にスルー出来ない弱点は最早過剰とも取れるほどに積み上げられた家庭環境バックボーンだと思うんだが、これどーすんだよ!www
「ヤクザ、マフィア、警察官僚……もはや一条くんではどうにも出来ないですよねw まぁだからこそもうそんなの知ったこっちゃねー的な雰囲気が出まくってる訳ですが」
「今更そのへんシリアスにやられても困るっちゃ困るしな。だからこの辺は親同士の因縁が子供に影響していてさぁ大変、くらいに捉えるのが吉という事か。まぁそんな事よりもダディャーナさんの親父さんが良いキャラだったよなw」
「当然の現状に当然のリアクションで返してましたからねw そりゃ博多弁も出るわw ちゃんと事情を説明してわかってくれたり、ある程度一条くんの心情を察してくれたり、と堅物警視総監とは思えない大人な人でしたしね」
「周囲はどうかしらんが、少なくとも皆の親達は結構物分りが良くて、子供達は好きにすれば良い、くらいに考えてるっぽいけどな」
「今週のマリーさんの父親の話なんかは、娘に幸せになってほしい親心、ってのが地味に描写されてましたよね」
「そのへんも含めてこの親父さんは良いキャラだったよなぁ、ってお話だな。ぶっちゃけ今週は親父回だったわけだし」
「そういえばラスト、一条くんは可愛い女性になろうとしている女の子、という一般論に基いて、マリーさんは充分に可愛いですよ、という普通の話をしたつもりになってますけど、あれ、マリーさんからすれば一条くんが一番可愛いと思う女性になりたい、という極めて局地的なお話をしていた訳で……
「ああ、あの流れだと、どっちのお前も俺好みだぜ、という極めてイケメンなクソリア充台詞だったわけだな。なにがまるで自分の事を言われているようだ、だよ。ダディャーナさんは最初っから最後までお前の事しか話してねーだろ!www 一条くん早く爆発しねーかな
「こう、一条くんというのは、女性と話す時に自分の事を棚に上げて話す癖ありますよね。鶫さんの時といい、彼は一般論的な話をしているつもりが、相手に誤解させるやりとり、というか」
「極めて爆発させたいが、まぁそういう鈍感な優しさが彼の魅力なのではないかね?」
「後顔芸ですかねw」
「それは重要だなw」


タカマガハラ

  • ヒロイン登場

「先週スルーしたけど、主人公のデザイン格好イイナー、とか思ってた」
「黒い学ランですもんね、今週の扉絵なんてなんだか良くわかりませんがイケメンですし」
「というか、この漫画の作画レベルはやはり異常だろう。文字通りの意味で、だ」
上手い下手、とかではなく、オカシイ、とかそういう意味、って事ですか」
「うむ。地味というか、平凡なキャラクターや構図かなー、と見せかけて、魅せるべき場面でのキャラクターの表情とか、構図が独特過ぎる。ナンパシーンの表情とか、怒張美のシーンとかが、特に顕著だな」
「んで、それがちょっと好きだ、と」
「まぁそういう事だ。それはともかくミズホちゃんは可愛いですね
「はいはいワロス
ヒロインに殴られる主人公は数あれど、一遍の被ダメージ描写の無い漫画が未だかつてあっただろうか、いや、ない
「言い切りおったwww」
「俺は以前から苛ついていたんだ。主人公が女を殴ればドン引きされる世の中だが、ヒロインが主人公をギャグ漫画補正で吹っ飛ばすのは『アリ』のこのマンガ界にな……!」
「そんな事欠片も思って無いでしょうw」
「ヒロインが主人公に暴力を振るう事で主人公との距離感を演出する、というのは解る。肉体言語に勝る意思疎通は無い、って事なんだろうからな。だが暴力を振るう、という行為に重点を置きすぎるあまり、ヒロインに過剰な暴力的性格付けが成されすぎてはいないだろうか。ナルトのサクラちゃんには怪力のキャラクターが、ワンピースのナミには強欲というキャラクターが設定される事で、その親近感を強調することには成功している、してはいるが、代償として彼らはヒロインらしさに重大な欠点も抱えてしまっているのではなかろうか」
「……はぁ」
「だが、タカマガハラは違う! 主人公に暴力を振るう程の距離感を持ちつつも、完全なる非力というキャラクターが付与される事により、距離感だけは維持しつつ、暴力性を極端に排除する事に成功している。それどころか非力さアピールは無抵抗の現れであり、主人公の庇護欲を掻き立てるという寸法だ」
「まぁ普通の空手少女でも危なそうなのに、あんなへなちょこパンチの女の子では完全に\(^o^)/ですからねぇ」
「そして加えてそんな現状を含めて誰よりも強い女の子になりたい、という夢を持たせる事で何かに向かってまっしぐら、一生懸命な女の子の演出、そして同じく才能が無いのに漫画家を目指す主人公とのシンパシーも得ることが出来……」
「んじゃ、次行きますか」


めだかボックス

  • 三時間経過

ちょっと何いってるかわかんないです
「話に緩急を付けていたら2時間話を聞いていた。何を言っているか解らねーと思うが、ザ・ワールド中にそんなに喋ってる余裕ねぇだろ、とかスポーツ漫画でアクションの最中に会話とか無理wwwとかそういうチャチな(ry」
「まぁ一時間毎に言葉を18回交わしただけで息切れするような世界なんで……」
「なんでこいつら息切れしてんのwwww 相手にターン渡せば2時間は余裕あるんだから食事でも仮眠でも好きにやれよw」
「空いてる一時間でスポーツでもやって楽しんでたんじゃないですかね(ホジホジ」
「やめろw まぁ言葉の背景で獣が飛び交ってるみたいだから、なにかオーラめいたモノがバトルしていて、精神力を消耗した、と仮定して……いや、無理だわw さすがにここまでやられると意味わかんねーわw」
「まぁ少なくとも前座の茶番があまりにもアレなので、これ、めだかちゃんが何企んでても、最早『ふーん』って感想になりますよね。っていうか、既に僕はなってますよ」
「お前はいつもその態度だろーがw」


パジャマな彼女

最初っからこれやってとけよ!!!!!!1111111!111
「さんざん主人公が星が好き、って言ってたのがようやく展開してきた感じですよね。まぁ主人公より委員長の方が詳しげな気もしますが」
「謎の委員長押しだよな。眼鏡を取ったら美人、ふたりとも星に詳しい、とか」
「そして先輩は空気と化すのであった……」
「本当になんでフェードアウトしちまったんだよw」
「アイドル先輩は犠牲になったのだ……パコ先輩のレイプ願望……その犠牲にな……」
「とにかくお前らせっかく合宿して夜なんだから委員長押してる暇があったら多少ゴリ押しでもパジャマ着ろよ!
「相変わらず先輩も家にいるのにパジャマじゃないですからね。パジャマの無い彼女ェ……!」


戦星のバルジ

  • 王具の剣で全てをなぎ払う!

「異星人をとにかく剣でなぎ払う王子が居るらしい」
「なにそれ怖いw ……というか、剣……?」
「形状的にはカタール臭いが、伸縮自在の時点でもうなにがなんだかw」
「っていうかなんでこの二人は普通に街の奪還を目論んでいるのかw 普通に帰って王都に応援要請とかするのが筋じゃないのかよw」
「アストロは、家族の為なら命をも投げ出す、決して折れない男だと思ってた、ってのがまさにジャストですよね。僕もアストロくんなら戦力差とか、相手の異星人がどんな経緯で移民してきたのか、とか良い異星人とか悪い異星人とか関係なく、王具無双する決して後ろを振り向かない男だと思ってましたよ。ええ」
「やめろw しかしティアマトさんも、お前は家族と聞いたら無鉄砲に走り出す男じゃなかったのか! とか説教の方向性がおかしいよな。お前何の為についてきてんだよw 結局街の攻略にはほぼ王具必須だってのに」
俺一人でも街を取り返し、陛下に報告するとか言ってますけど、ちょっとティアマトさん自分の戦力盛りすぎなんじゃないですかねw つい先週フルボッコにされてただろーが!w その前にまず情報を伝える事を優先しろよ!w」
「みんながみんなティアマトさんみたいな考え方だから、王都はまったく気づかずにこの街は異星人が統治できたのではなかろうか、と思うと、このティアマトさんの考え方はこの世界では一般的なのかもしれんな」
「そんなんだから異星人に星ごと食われかけてんですよ!www」
「そして街奪還の作戦は……正面突破だ!
おwwwまwwwえwwwらwww
戦力比とか、ダークエネルギーとかは関係ない! 家族の為なら命を投げ出して正面突破で無辜の民も構わず異星人は全滅させてやるぜー! ってのが戦星のバルジでは王様の進むべき道、王道だという事はよく解った。そらインダストリアも滅び掛かるわ
「駄目だこの星……はやくなんとかしないと……。結構真剣にこの星は滅びるべきだと思いますマジで」



「というわけで、遅れに遅れましたがようやく終了ですね」
「言い訳のしようがない。まぁ来週は合併休みなので、次からは……また頑張る……!」
「っても地味に最近忙しくなって来ましたからね」
「8月一杯、ちょっと大変そうなんだよな……。とはいえジャンプ感想だけは欠かさずやって行きたいところだ」
「もはやそれがこのブログの生命線でしすね」
「元々何のブログだったっけ、とふと思わなくもない。ってわけで、また次回」
「はい、それでは、また。ノシ」