12/41号週刊少年ジャンプ感想 + 列!!伊達先パイ(近藤信輔先生)読切 + 戦星のバルジ最終回

「……嗚呼、戦星が逝く……」
「望まれることなく、ジャンプから打ち切られし彼等を動かすもの。それは、連載する意志を持つ者の意地に他ならない−−−、とネタを入れてる暇があったらちゃちゃっとジャンプ感想本編行きますよー」
「アイアイサー」


列!!伊達先パイ

「うーむ。表紙のカラーすげぇ頑張ってんなー、と思ったがページを開いたらまぁ新人さんらしい感じであった。というか表紙はマジで頑張ってたなw
「表紙の伊達先パイちょっと格好良いですもんねw」
「本編も相変わらず、妹の愛さん片倉くんが仲良さそうで良いよな。そして相変わらずタイツ連中の意味がわからんw」
「AKBあくしゅけん、とか読み切り時でもどうなんだよ、とか思ってましたけど、時が進むと更にヤバイ臭いがしてきますよねw 伊達先パイはあれどうやって集めてんですかね?」
「うーむ。本人は興味なさそうだし、転売ヤー……いや、この話はやめておこう」
「それが無難でしょうw」
展開がまるで読み切りみたいなはっちゃけっぷりで、これ、今後どうすんだw とも思わなくもないが、こういう勢いで押す漫画、俺は嫌いじゃないぞw」
「地味ーに男らしい片倉くんとか、敗北を知りたい加藤くんあたりが個人的にはツボでしたね。なんでバキネタなんだよw」
「俺は相変わらずあくしゅけんを貰って喜ぶ黒脛巾組だなw なんであいつらは読み切りもそうだが喜びの屁をしているのかw」
「大分と荒いなぁ、とは思いますが、いぬまるが終わってギャグ枠が斉木楠雄オンリーでしたから、新しい風だとは思いますね」
「うむ。こうやって多少荒い漫画でもGOサインが出しやすいのはやっぱりギャグ枠だろうしな。とりあえずは楽しみにさせて貰うとしよう」


スケットダンス

  • あざっす

このドヤ顔wwwwwwwさっすがボッスンは格が違いますねwwwwww あざっすwwwwww
「普段のお前らならスイッチを問答無用で殴りに行く展開だろ、とか、散々暴力で解決してるお前らがなんで過去編で今更ガンジースタイルなんだよ、とか色々言いたいことはあったが、もう今週はこれだけでいいだろwww あざっすwwwww
「そして奥山くんは殴られるの図な訳ですが」
マジふざけんなよなこいつら。いや、マジで
「なんで急にマジ顔なんですかw」
「やってることは同じ、というかむしろスイッチの方が完全に悪いのに、なんで奥山くんが外道扱いされるのか。彼は脅されてんねんで! 普通に考えてもここはスイッチを殴りに行く話に成るべきだろーが。とりあえずスイッチを殴ってその後和解するならいいけど、あいつは理由があって悪い行動をしてたんだ! 弟が殺されてる可哀想なヤツなんだ! って正当化するのはおかしくねーか? 間違って、それでも前に進む話がスケットダンスの光る面だとは思ってるが、間違ってる行為を無理やり綺麗な話にするんじゃ納得出来ねーだろ」
「うーむ。まぁスイッチオフの時点でスイッチは間違いを犯してしまった、だから今回はそのやり直しの話、って事で全面的にスイッチを肯定してるのかもしれませんけどね」
「だったらここでスイッチが黒幕だった、なんて要素はいらねーだろ。いや、これから一緒にこれから一緒に殴りに行こうかー、ってんなら話は別だが」
「ネタが古過ぎます。いや、でもこれから普通にスイッチをぶん殴る、って展開はありだとおもいますよ。実際彼は殴られるだけの事やってますし。やっぱり引きこもりは肉体言語で更生しませんとね
「ま、これからの説得編が要注目、という所か」
「そして殴られたスイッチは寝そべりながらドヤ顔で言うんですよね?」
「「あざっすwww」」


ブリーチ

  • 残火の太刀

「なぜ吸収される可能性もあるのに卍解するのか、と突っ込みたいところではあるが、何かしらの考えがあるのかもしれんな。形状的に」
「見た感じ、ボロボロになり、弱化したんじゃないか、って見えるあたり、なんというか素晴らしい厨ニを感じますよね」
「うむ。こういう久保先生の武器センスは本当に格好イイナー。って思うよな。隻腕になってボロボロのおっさんにボロボロの武器。アオリには炎熱系最強にして最古の斬魄刀! なんて描かれたら誰でもワクワクするだろw」
「願わくばこれで何かしらの成果があって欲しいって事ですよね。これで陛下無傷で、早く来てくれ一護ー! って展開になったら、さすがにハァ? ってなりますからねw」
「雀部さんの回想とはなんだったのか、ってなっちまうからなw 最低限何かしらの損傷は欲しいし、欲を言えばその傷やら攻撃の跡がきっかけで一護の最後の攻撃が決まる、とかそういう洒落た展開にならねーかなー、とも思うが、普通に卍解を奪われて終わる気もする。この絶妙なワクワク感!」
「本格的に絶妙過ぎるw」


べるぜバブ

  • モブ市

「茂武市の……茂武市の事かー!」
「パジャマな彼女が終わったんでもういいでしょうにw」
「終わった途端にこのザマだよ!w しかしあのよく解らん内に退治されたベヘモット34柱とか言われても、そういえばあいつらどこ行ったんすかね、って感じだな」
「いや、普通に今まで雑魚以下で修行もなにもしてなかったモブ市さんが急に強くなる、とか僕はちょっとワクワクしてるんですが。なんか普通に格好良いですしね。詰め物以外は」
「そのへんのミスマッチもあるのかもな。しかし、ベヘモット42柱というと最終的にクソブラーさんが憑依して男鹿に人間杭にされるのが幻視されるんだが」
「オチにクソブラーさんは最早鉄板な気がしますw」


銀魂

  • リーダー交代

攘夷志士とは一体なんだったのかw
「いや、将軍がイケメンなのはしゃーないw 最初は単なるお飾りギャグキャラだったのに、ふっつーにカリスマ持ち始めたからな、この人w」
「キャラ成長で言えば下手な新八さんより成長してますよね」
「それは間違いないなw それにしたって自分が倒すべきだと思っていた将軍を担ぎ上げようとするこの攘夷志士達www」
「いや、ほら、漫画的に尊皇できないので、代わりにおっ立てるリーダーがいませんから。桂さんも指導者役だったり、リーダーだったり戦闘要員だったりで大変なんですよ」
「この辺の相関関係がはっきりしてくればもっと面白くなる予感もするんだが、ギャグ展開だし致し方なし、か」
「ただこういうギャグ展開をシリアスに引き継ぐのが銀魂なので、この将軍と攘夷志士との邂逅が、新しい展開を生み出さないとも限らないんですよね。いや、それが銀魂の良い所だと思っていますが」


タカマガハラ

  • 腹話術

刀が喋ってんじゃねーのかよ!w
「いやー、個人的には凄く面白くなってきたんだよなー。タカマガハラw 書き込みは多いし、今週の戦闘シーンは特に好みだ」
「まぁ見所は多かったですよねw 相手の能力を明かさないまま、でも戦闘には勝利する、って中々面白い展開だと思います」
「うむ。能力を魅せつつ、しかも実質はヤマトが斬られてた訳だから強者アピールにもなっている。ジョジョでいうアブドゥル登場パターンと同じだな。腹話術のくだりも、ただの変人アピールだけではなくて、戦術として必要性がある、って所もかなり好感度が高い」
「ちょくちょく兄弟との回想で戦闘のヒントをひらめく、というのも家族に大切にされているんだなーってのが分かりますし、その為にタカマガハラに来ているんだっていう補強にもなってますよね」
「仁王立ちに鞘を構えた三本足を八咫烏に見立てる、ってのもなかなかおもしろいと思ったし、戦闘の貼ったり具合も充分。こんな感じの能力バトルが見られれば俺は満足である。というわけで今週のタカマガハラは非常に良かったなぁ」
「なんだかべた褒めですね」
「まぁ欠点が無いわけでもなくて、もう少し早くこのパートやってろよ、と」
「まぁ1つ2つ余計なパート挟んでる感はありましたからね……。これからタカマガハラに向かって、どう展開するのか、にも依るとおもいますが」
「うーむ。しばらくはタカマガハラを応援したい、今、そんな気持ちになった」
「さいですかw」


戦星のバルジ

  • 最終回

「……終わっちまったな」
「そうですねぇ」
「まぁ、思い返さなくても色々突っ込みどころ満載の漫画だったと思うんだが、それでも、やっぱり少し残念だなぁ、と思うな」
「非常に個人的な話をさせて頂けると、第一話に王子暗殺ってセンセーショナルに光線銃の存在を出しておきながら、それ以後は何も出てこない、それどころか最初は戦車っぽいのもあったのに後半につれて肉弾戦しかない、ってのが既に甘いよなぁ、と思っていました。この手の漫画……ワンピースや銀魂でも火器の類は出てますが、基本的には無用の長物と化してるわけですよ。あまり戦力としては頼りにならない。それはまぁ、実際有り得ない訳ですが、漫画的表現として、火器は役に立たない、とされていれば納得出来てしまう訳ですが、バルジは最初に王子が銃で殺されてるわけで。そこまで印象深くしておいて、それ以後一切出てこない、とか舞台背景考えて無さ過ぎなんじゃねーの感が拭えなかったです」
「統治の仕方とか、国の経済だとか流通、税や食事、仕事等の民草の生活とか、多分なにも設定してなかったんだと思うわ。結構マジで。スラムで生まれた主人公が、その貧困独特の家族思いの純粋さで、星を救う、そんなプロットだったんじゃねーかな、とか無粋に推測してみる次第である」
「まぁ、確かにバルジさんはまっすぐでしたよね。槍もまっすぐに誰彼かまわず攻撃してましたね」
「そういうまっすぐじゃねぇw 結局、王具も持ち主の意思に反応して攻撃性を出すのか、単純に悪意に反応するのかもわからんじまいだったし、これどっちにしたってかなりヤバイ設定だと思うわ」
「王具が判定すれば人を道具が裁く断罪機となり、バルジの意思に反応するのであれば、それは単なる独裁スイッチなんじゃないか、とかそういう事ですよね」
機械的に人の正しさを保証されても、それはただの王具の言いなりな国づくりになってしまうし、かと言って未熟なバルジが人を裁くなどと! という話にもなりかねん。前提からしてどうにも転がしにくいアイテムだった訳だ、王具ってやつは」
「でもまぁ、その分バルジさんは未熟故の純粋さがあり、上手く転べば面白い主人公になりそうでしたよね」
「うむ。統治者としての判断と、個人的感情のどちらを優先するのか、とか、どう折衷案を付けるのか、とかそういう内政の妙を上手く描ければ、かなり面白い漫画になるんじゃないかな、とは思うし、連載当初は結構そういう治世漫画を期待してしまっていた。中身は普通の冒険活劇で、それが悪い、って訳じゃないんだが、まぁそれでは苦しい展開が多かったな、と、まとめればそういう感想になる」
「結局ティアマトさんは最後まで役立たずでしたしね……」
「インダストリアで彼はかなりの戦力として見られているのではなかったのか、というのはもはや無粋を通りすぎて失礼状態だよなw これ以上彼を買いかぶるのはやめてくれ!」
「なんという過剰評価w」
「他にも、逢魔ヶ刻動物園のころからそうだが、異形のキャラクター造形やら、アクションシーンキャラクターは凄いクオリティーで描写されてたと思う。バルジ達の装備も格好良かったしな」
「特にティコさんの装備なんかはなかなかおもしろかったですよね」
「ファンタジーめいた背景といい、作画面では何を文句つければいいのか解らんレベルであり、確かにファンタジーな街並みをただ冒険して眺めるだけの漫画でも、一定量は楽しめたのかもしれない。まぁ、行ったのは廃墟の街と炭鉱だけだったが」
「それもやっぱり惜しかったのかもしれませんね。とにかくインダストリアが徹底的に荒廃し過ぎている……!
「だからこそ、最後のブラックさんの絶望にも繋がるとは思うんだが、いや、それこそブラックさんの言うように、いったいどうすればよかったというのか、って話だよ……」
「いや、暗いオチは辞めましょう。ともかく堀越先生お疲れ様でしたー!」
「そーだな。とにかく、本当に連載お疲れ様でしたー!」



「ってわけで、今週もおしまいだな」
「夏の終わりに連載の終わり……うーむ。祭りの後のような一抹の寂しさがありますね」
金未来杯の後、ってのも尚更な。ま、次回はクロスマネジが新連載……ってスポーツ系3つってまたかぶせてくるよな、編集部」
「同じジャンルでぶつけて、磨くって方針なんじゃないかな、って思いますよね。ほら、サッカー三連続連載とか」
「あれはワールドカップ効果狙いな気もするがw ま、ともかく今回はここまでってことで。それでは、また次回」
「はい、それでは、また。ノシ」