12/43号週刊少年ジャンプ感想 + 宇宙人と僕(中西明先生)読切

「と、言うわけでハイキューが表紙&巻頭カラーだな」
「新連載がこのタイミングで巻頭+表紙ってのはなかなか珍しいですよね。本格的に人気がある証左という事でしょうし、嬉しい限りではありますが」
「んじゃ、遅れちまったじゃジャンプ感想いくぜー」
「おー」


ハイキュー

  • 巻頭カラー

「これは四谷先輩の怪談の頃から思ってたけど、この淡い感じのカラーは古館先生の武器だよな」
「有り体に言って綺麗ですもんね。まぁ、四谷先輩の怪談ではお披露目する機会に恵まれt」
「やめろw って訳で日向くんがブロックされてしまう話なんだが……この折れない心である」
「一話の時もそうでしたけど、普通なら心が折れてもおかしくない、という状況での日向くんの表情は良い意味で浮いているというか、ある種の恐怖を与える表情をしてますよね。バトル漫画で、闘いながら笑っている、みたいな表現というか……。何を言いたいのかちょっと自分でも解りにくいんですが」
「あの薄ら笑みの表情、周囲の反応あたりが、ハイキューの地味にお勧め出来る所だとは思うな。三者三様の反応……張り詰める影山くん、警戒する孤爪くん、不気味さを感じる敵チーム、対抗心を燃やす犬岡くん、など、それぞれの反応が違う事で、色々な見方が出来る訳だ」
「月島くんと監督の会話、普通なら折れてるだろう、という前提の会話っぷりとのギャップもあって、酷く驚いてますよね。特に月島くんは軽く心折られてるっぽいですし」
「この辺、旭先輩との対比にも軽くなってる臭いよな。ブロックされる事で自信を失ってしまうエースと、ブロックされる事で、逆に闘争心を燃やす囮、みたいな。そして二人共、セッターにかける言葉は同じ、ってあたり、非常に綺麗な話である言える」
「他にも一年である日向くんの失敗をちゃんとフォローする先輩、というか筆頭でフォローしてくる田中先輩はマジで格好良いですねw」
「俺はタイマンでブロックに来てる犬岡くんへの好感度がヤバイよw 試合中になんでお前らそんなに対戦相手リスペクトしまくってんだw」
「別になんでもない練習試合なのに、いや、練習試合だからこそ、って感じですかね。そして来週もセンターカラーらしいですが」
「まじかw」


ナルト

  • 両目が揃って真の力を発揮する。

「なら俺とカカシで最強コンビじゃん! ってすごくナルトっぽい思考だよな、と思いましたまる」
「おもいました、まる、じゃねぇw しかし、実例も出さずに、実体験した事もない世の無常を語るとか、マダラさんマジジジイ思考」
「いや、まぁこういう説得って難しいですよね。一応仲間になってくれれば御の字、ダメなら写輪眼は貰うぜ! って事なんでしょうが。なんにせよ相手が悪かったというか」
「しかし、話の流れ的にこのオビトさんは、リンが死ぬのを見て、世界に絶望した! 世界をぶっ潰す、とかなってしまうって事か? それはつまりカカシ先生がこの事態を引き起こしたんだってばよ! とか、そういう話になってしまうのだろうか」
「うーん。何かしらの任務を優先して、仲間を見捨てるようなカカシ先生、ひいては火影、忍者なんていらねー! 絶望した! って感じですかね?」
「これから半身が定着するまでずーっと忍者はこんなヤツらなんだ、世界はこんな戦争をしてきたんだ、と話をされる訳だもんな。聞かなければ飯抜き、理解しなければ飯抜き、という感じで洗脳っぽく教育する事も可能かもしれんな」


暗殺教室

  • 暗殺野郎Aチーム

「椚ヶ丘中学校で鳴らした俺達暗殺部隊は、濡れ衣を着せられEクラスに編入されたが、現校舎を脱出し、山の上にのぼった」
「しかし、旧校舎でくすぶっているような俺達じゃあない。筋さえ通れば金次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、俺達、特攻野郎Aチーム!」
「俺は、リーダー、謎の触手。通称殺センセー。電撃戦法と変態の名人。俺のような天才触手家でなければ百戦錬磨のつわものどもの教師は務まらん」
「俺は烏間惟臣。通称烏丸センセー。自慢のルックスに、女はみんなイチコロさ。ハッタリかまして、対殺センセー用火器からナイフまで、何でもそろえてみせるぜ」
「私は、イリーナ・イェラビッチ、 通称ビッチ先生。チームの紅一点。 情報収集は、美貌と頭の良さで、お手のもの! 」
「よおお待ちどう。俺様こそ赤羽業。通称カルマくん。暗殺者としての腕は天下一品! 奇人? 変人? だから何」
「潮田渚。通称ヤシの木。ショタの天才だ。他のクラスの生徒でもブン殴ってみせらぁ。でも理事長だけはかんべんな」
「「俺達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。頼りになる神出鬼没の、暗殺野郎 Aチーム! 助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ!」」
「……しかしこれ、感想になってませんね」
「表紙をあんなんにする松井先生が悪い」
「酷い責任転嫁w」


トリコ

  • 5分で出来た。

「美味くするのもいいけどできたらまずはそれを教えろwwww」
「無駄に10分取ってる訳じゃねーんだぞwwww 早く終わったら早く作業に入れwww」
「いや、普通に面白かったですねw なんというか、モブ全員集合! というか、数の力というか、仲間が居ることの安心感というか」
ヘルシングの騎士団大集合シーン、クールランテ剣の友修道騎士会 総勢340名参陣! カラトラバ・ラ・ヌエバ騎士団 総勢118名参陣! 聖ステパノ騎士団トスカナ軍団 総勢257名参陣! マルタ騎士団 総勢2457名参陣! とかのアレだな。俺、一名参陣!」
「まぁそんな感じですけどw」
「あの食いづらい食材、もっと食いやすい方がいいですよ! とか言う小松の回想シーンは笑ったが、ごもっともだと思った。正直前シリーズの奴は、首を傾げる展開多かったから、地味にフォローがあって嬉しい次第」
「実際小松さんが調理をしてみせて、皆が息を呑む場面で、ユダさんだけが、『天才じゃったか!!』というシーンは、それまでがサイレントで続いてたぶん、際立ってましたよね」
「本人はいつもの調子で料理してるはずなんだが、何故か格好良く見えるよなw そして、四獣はお願いしますね! とフラグを立てる小松であった」
「あれはしゃーないですw しかし見事にフルボッコ過ぎるw」



めだかボックス

  • 新しい!

なんだこのクソまn
「やめろw いや、個人的には今週面白かったと思うぞw 文字通り、新しい展開だな、と思ったw」
「いや、新しいには新しいですけど、これ、どうすりゃいいんですかw 輪ゴムで人が分断されてんねんで!w」
「輪ゴムの威力に本人の能力は関係ねーだろ、と突っ込むのもおこがましいくらいに新しいキャラだなw 言彦さんはw んで、あれか、彼が世界の破壊者だってのか?w そしてめだかちゃんが世界を救うってかw おのれディケイドォオオオ!!!!言彦ォォオオ!!
「多少考えるなら、スキル無効化のスキル……、いや、上書きのスキルとかなんですかね? 言い換え、新しいという口癖、とかからして。いや、思考するだけ無駄な気もしますが」
「常々めだかちゃんのオーバスペックには、お前世界でも救う気かよ、と思っていたが、本格的に彼女が世界を救う日も近いかもしれんな」
「っていうよりも最近のめだかボックスの乱展開が、前に安心院さんの言った通りになってって、2期アニメ化に合せて打ち切るつm」
「それ以上、いけない」


スケットダンス

  • 一発我慢しろ

「とは言ったが、殴られたので二発目は殴り返す」
「クズいw とは思ったが、今週の展開は、至極真っ当な、納得の展開だったな。スイッチは殴られて当然の事をしたし、結局の所、誰かに殴って貰いたくて、誰かを殴りたかったんだろう。そしてボッスンはそれらをひっくるめてあえて殴り合いを始めた訳だ」
「ボッスンがスイッチの事を良く理解していた、という事にもなるんですかね。それこそ、スイッチ父の言うように、それが友達だ、ってことですか」
「まー綺麗にまとめればな。結局の所、スイッチとボッスンの関わりが少なすぎるんじゃねーか、って感は拭えん。とはいえ、収まるべき感じで収まったんだと思う。中盤のクソ展開を除けば
「なにあの茶番www」
「こんなふうに俺達バッチシかみあっちゃってんじゃーん! ナイスコンビネーションじゃーん! とかいらねぇだろw 殴りあって、後は会話して和解すれば充分だろーがw 気持ちを汲み取ってくれたボッスンの手伝いをしたい、とか、俺も誰かを助けたい、とかそんな感じでいいじゃんよ!w 何スケット団アピールしちゃってんだ!w しかも最終的には武力で脅して謝らせるとか、とんでもねぇクズだなwww」
「口先だけの謝罪が欲しい訳じゃないでしょうにw 脅して謝らせればOKとかある意味事務的な対応ですよね」
「まぁ皆それで満足なら別にいいけどさぁ! って訳で、スイッチが髪をきり、スケット団の設立、となるわけだな」
「随分さっぱり……いや、これが最近のスイッチな訳ですが、かなり印象違いますよね」
「あえて弟に似せてる部分、ってのもあるんだろ。それはともかく、最後のシーンなんだが……」
じょ、成仏した……!wwwwww クッソワロタwwwwwwwwwwwwww
「勝手にwwwwwwwwww逝きおったwwwwwwwwwwwwwwwww いや、スイッチの心の整理が付いた、って表現なのはわかるが、あれだといかんだろwwwwwwwwだから変な精神世界の会話を挟むのはやめろwwwwwww」
「あれが本格的に霊魂に親しいものだとするとスイッチ弟が聖人君子過ぎてむしろ逆に独善的ですし、スイッチの脳内会話だとしたら、スイッチは自己肯定にどれだけ熱心なんだよ、となってしまいどっちにしても心象がよろしくないですw」
「いや、全然面白い、スイッチの立ち直りにふさわしい話ではあったんだが、途中途中気になるなー、というお話であった。いや、殴りあうシーンは本当に良かったんだよ!?」
「余計なフォロー過ぎるw」


宇宙人と僕

  • 中西明先生読切

「って、訳で銀魂の代原っぽいな」
「なんか全然面白かったですねw ゲーム作成の面白さ、みたいなものがあったというかw お母さんはヒロインのイメージぴったりだ! ってあたりが個人的にツボですw」
「こう、ゲーム作成漫画を作ったらありそうな展開が、我が家の内部で完結する、という箱庭を作っている現場が箱庭感、というのが面白いのではないだろうかw すごくいいよチュパカブラ君! じゃねぇよw」
「そして最後のバグフィクスを宇宙人がデスマーチするというw しかも内容は結構ハードなマゾゲーなんですよねw」
「宇宙人が居候するていで話を進めてるのも、またそれがすんなり受け入れられる展開で、主人公だけが突っ込んでるのもメタくてよかったと思うw その割には主人公がまともというには不憫過ぎるんだよなw なんだよ、僕と一緒で嫌われている設定にしよう、ってw」


タカマガハラ

  • チェインソード

「今週もタカマガハラが面白すぎて辛いwww なんだよあのコモドドラゴンVSチェインソードってw それだけで充分おもしれーじゃねぇかw」
「なんでこの学校、教師が校舎を支配して、お互いに競い合ってる戦国時代的な雰囲気なんですかねw 生徒をスカウトして校内の生徒の実力を増やそう! 脳筋ばかり増やすと戦略面で苦労するぞ! みたいなゲームマニュアルを夢想しました」
「うーん。キクチ先生は武力特化の生徒ばっかり集めてるみたいだな。そして統率する教師がスカウト三昧なので、校舎荒れ放題、と」
「そして、新入生三人組は学校をシメるのが授業、未知なる神業に対応するには実戦経験しかない、そしてトップに立てば地上に戻れる、と流れるような展開が続いてますね」
「っていうか、この学校のトップ、大樹さんはなんで注連縄してんのw」
「わけありなエミシさんがなんかこう、遠隔攻撃系っぽいのもいいですよねw あのカタカタした動きが一体何の意味があるというのかw いや、それ以前に大樹さんは何を喋ってるのかwww」
「そして最後の乱入乱戦開始であるw いっやぁ今週もタカマガハラが面白すぎるw 地味に作画レベルが高いのもかなり好印象だし、これは単行本を買わざるを得ない。はよ! 1巻はよ!」
「久々に応援しがいのある作家さんで、嬉しい限りですよね……まぁ、一抹の不安もありますが」



「って訳で今週はここまでですね」
「いやー。本当にタカマガハラが好き過ぎて困る。今年の連載で言えば一番好きだと思うな」
「読切の時はそれほどでもなかったはずなんですが、また急ですね」
「自分でもよーけ解らんが、特にタカマガハラに来てからはワクワクしっぱなしだぞ? 楽しいのはいいんだが、あの、ちょっと不安なのでドベ連打はやめてもらえますかね……いや、一つ二つ上になるだけでいいんで……ちょっと、オナシャス!」
「卑屈過ぎるwww」
「それでは、また次回だな」
「はい、それでは、また。ノシ」