13/01号週刊少年ジャンプ感想 + HUNTER×HUNTERクラピカ追憶編 前編読み切り

「気がつけば新年1号ですね」
「うむ。今年の後半とかジャンプ感想以外なにもやってねぇ気がしないでもないな。もっとグダグダしたブログのつもりなんだが」
「どういうことだってばよ」
「って訳でジャンプ感想始めるぜー」
「いきますかー」


トリコ

「先々週の全選手入場はクソ笑ったが、それ以外も結構キャラ豊富というか、皆それぞれキャラクター立ってて良いよな」
「脇役がキャラが立つと死亡フラグとかそういうお話もありますけどね」
「うん、いや、美食會出陣演出してるし、実際その通りなんじゃねーかなw」
「個人的にはねり丸さん当たりが筆頭で死にそうな気がしますね」
「こういう時は意外とトップランカーが逝くんだよ! って事で俺はセツ婆さんとかを押しておこう」
「さすがに重要キャラは死なないんじゃないですかね? ほら再生屋の人とか、チン師範補正を忘れたんですか?」
ぐぬぬ。んじゃいいよ、ザウスあたりにしとくわ」
「そう言って地味に予想枠増やしてません?」
「予想なんて当たれば良かろうなんだよ! それはともかく小松のリアクションが一々観客っぽくて面白いよな」
「メインキャラなのにこういった小市民描写が出来るのが小松さんの良い所だと思いますね」
「えー! トライアスロンーっ?! とか言ってるけどお前は前年度の大会とか見てねぇのかとw」
「美食屋だろうが料理人だろうが高ランクの人は軒並み超絶戦闘力が有りそうな世界ですが、一体どこから差がでるんでしょうね?」
念を覚えてからじゃねーかな
HUNTER×HUNTERの読み切りあるからって適当言うのやめろw」


暗殺教室

  • 一夜限りの夢、20万円。

「殺センセーの給料は犠牲になったのだ……犠牲の……犠牲にな……」
「どういう事だってばよwww」
「それはともかくこの改造が『保護者』によって看過されなかったのは良かったですね。あのままでも面白かったとは思いますが、それじゃ何の為の兵器だよ、って感じでしたし」
「殺センセーを殺すだけの機械かよ!」
「いや、その通りなんですけれども」
「まぁ律っちゃんがどれだけ表情豊かに見えても、結局はプログラムどおりに動いているに過ぎない、っていう前提の上で、反抗期の中学生らしさを引き合いに出して、保護者を欺く女子中学生、とか背徳的な感じがするよな」
「誰が律っさんかw まぁ個人的にはそこに実際の感情があるかどうかなんていうのは他人には判断できない訳ですし。そもそも優しくされたら嬉しい、と文字面で簡単に言えてしまうように僕達の感情とやらも機械的と言えば機械的なわけですよ。そういう意味では趣深い話でしたね」
「つまりかわいいは正義、リッチャンハカワイイデスヨ、ということだな」
「うーん、まぁ自作自演気味た可愛さの創作、そしてそれ自体が愛でられるという反転めいた現象、という意味ではその通りかもしれませんね」
「マジレスされてもなぁw」


HUNTER×HUNTER

  • クラピカ追憶編 前編

「冨樫先生に会うのも久しぶりですねぇ」
「ちょっといいか? クラピカって結局なんでハンターになったんだっけ?」
「えーっとうろ覚えなんですが確か故郷を幻影旅団に滅ぼされているので、その復讐、今回話題にもなっている緋色の目を回収する為、とかじゃなかったでしたっけ?」
「って事はこいつら全員死亡フラグだよな?」
「イクザクトリィ(その通りでございます)」
「そーなると買い出しに出て戻ったら村全滅、シーラさんあたりが旅団団員だったり、もしくはシーラさんからの上方で旅団がやってきた、とかそんなんになるんかぬ?」
「さすがに短絡的や過ぎないか、とも思いますがでも前後編じゃそんな感じですかね?」
「まぁパイロの怪我が俺のせい、ってやたら協調してるんで、村が滅んだのもクラピカの行動が原因になっているんじゃねーかなー、とか、偏見と差別が新しい偏見を生む、とか作中の都合で言ってるのか現実に説教しているのか解らん雰囲気も相変わらずで安心である」
「むしろ2週しかやんねーのかよ、って感じですよね。まぁ番宣なのは解りますが」
「にしたって映画の新キャラ、どうみても遊戯王の世界の住人だろw」
「っていうか最近ジャンプのアニメ映画多いですけど、設定本編にどう反映してるんですかね?」
「反映したらしたで映画視聴が前提とか面倒だし、完全番外なら番外で映画の意味って何なんだってばよ! ってなっちまうもんなぁ」


新米婦警キルコさん

  • ケルベロくんとバレットさん

「バレットさん! バレットさんじゃないか!」
「あのよくわからない傭兵上がりで常に拳銃を構えている警察官事バレットさんが頬に傷を付けてジャンプに帰ってきた! ……と、ノッてみましたけどだからなんなんですかw
「いや、ケルベロくんといい、バレットさんといい、なんだかんだでダブルバレットの正統進化系でよかったんだな、と思ってさ」
「企画段階から全然違うというか、破天荒な警察官、という以外接点0ですけどね」
「そーなるとなんでそういうかたちで新連載になったのか、という疑問が沸くよな……。読み切りで反応が良かったならそのままだろうし、悪かったなら切り替えるで解るが、切り替えた後で戻すのかよ! みたいな」
「一体何の為の読み切りだったんだってばよ!」


ブリーチ

  • 完現術者

「月島さん! 月島さんじゃないか!」
「人、モノ問わず相手に物語を挟むという論理能力者なのにあっけなくやられてしまった月島さんと肉体を過剰にパンプアップして瞬殺されるというテンプレ死亡フラグだった沓沢さん、過去回想さらっとスルーされてラーメン持ってきた場面が一番印象的だった銀城さんじゃないですか!」
「それはともかく浦原さんと一緒にいるの誰だ?」
「十刃の誰かじゃないですかね、ほら0番の人とかスルーされたまんまですし」
「うーむ、あのビジュアルではよーわからんぞ」
「岩鷲さんやら空鶴さんも出てきて、ようやく最終編っぽい雰囲気が出てきたなぁ、とかそんな所ですか」
「実際問題岩鷲さんを忘れている読者というか知らない奴も居るだろこれw」


ニセコイ

  • 小野寺回

「本当、ニセコイは顔芸漫画ですねぇw」
「表情豊かと言ってもらおうか。いやー、小野寺回だったので非常に俺得だった。話の展開も地味ーな出来事で一喜一憂する感じが平和的で良いよな」
「まぁ実家はヤクザですけどね」
「あーあーきこえないきこえない。お互いがお互いの事を考えているからニヤニヤ出来るんだが、千棘さんのピエロ具合がヤバい」
「こうして千棘さんは勘違いを深めていくのであった……」


HUNGERYJOKER

  • 助手

「これが開始数話とかじゃなくてある程度話が進んでたり、助手との生活感というか、腐れ縁というか、馴れ合いっぽさが強調されてたら、もっと褒める文章を書いていたと思うが、まぁそれを抜いても良いお話だったな」
「どうして助手を始めたのか、っていう描写がほとんど無いのでそりゃあんな事件に一般人が巻き込まれたら助手なんて辞めるわw って感じでしたからね」
「うむ。だからここでは本来、父親の影響だったり、偶然だったり、なぁなぁだったりでここまで付き合ってきた助手があまりの出来ごとに一度冷静になって、自分はどうして博士と一緒にいるのかを自覚する。という、まぁこの二人を中心の物語として考えれば大きい契機、ターニングポイントに成るべき話だったわけだ」
「逆に言えば博士が千歳さんを助手として求める理由の明示でも有るわけですよね。千歳さんとしてはわざわざ足手まといの自分が側にいる理由はない、と考えて居るわけですし」
「うむ。助手は自分が博士には必要ない、少なくとも簡単に代用が効く程度の存在だと考えている。だからその時点では助手側が博士にの近くにいる理由をいくらひねり出した所で意味が無い。故に、どうして博士が自分を必要とするのか、について恋愛感情があるのか、だとか、役に立っているかどうかだとか理由を付けて疑問、というより、確認しているのだろう」
「自分は邪魔になるだけじゃないですか、と言って博士の返事を待つ千歳さんの表情なんかに特に顕著ですよね」
「現状、博士側が選ぶ側、優位な立場に有るわけだから当然だな。自分は必要とされるだけの価値があるのか、という値付けされる牛のような心境な訳だよ。巨乳キャラだけにな
「そこで、間髪入れず博士が千歳さんを必要な理由を入れる訳ですか」
「理論的に理由を説明しているように見えて、実のところよく解らんが助手がいなくちゃダメな気がする、って感じだけどな。まぁ、そっちの理由付けについては、博士の生い立ち含めまた後でやるべき題材だ。って訳で自分が必要とされていることを助手が理解して、それじゃあ危険を押してまで何故自分は博士の助手をやるのか、ってなったとき、助手はどんな理由で博士の助手をやるのか、という理由を求めた結果が理由を求められる、というこの筋である」
「理由が欲しかった場面が、急に理由が必要になって反転した時の半ば呆然としたような千歳さんの表情は中々良かったですよね」
「そしてその理由に助手の家庭環境だったり、父親のことだったり、母親のひと押しだったりがある、っていうのが、キャラクター性ってもんではなかろうか。なんだかんだでこの二人、意外と見ていておもしろいのかもしれんな」
「最初に行ってましたけど、そこまでに至る経緯がほぼ描写されてないのでさすがに唐突感は否めませんけどね。ともかく面白い一話だったのは間違いないです。……しかし先輩は結構重度のカップル厨ですよね」
「最近ようやく自覚してきたが、それの何が悪いというのか?
「開き直ったwww」


ハイキュー!

  • 脇役

「ハイおも」
「ハイおも」
「いや、結構真面目に今ジャンプで一番面白い漫画はハイキュー! なのかもしれん。今週とかあまりにも面白すぎて単行本購入を決意したくなるレベルである。なんだよこれ!w」
「一回戦っていう事もあって軽く流すのかと思っていたら、まさかの負けて、部活が終わってしまう悲哀を描くとは思いませんでしたね。てっきり日向くんの初勝利を実感! みたいな感じでこれからもがんばるぞー、的に終わるのかと思ってました」
「あえて負けた側を描写する事で、いやメインは当然負けた側の描写だったんだが、それに対して日向くんの初勝利の感動をかぶせる事で、勝利も、敗北も余計に際立つ、という完璧な話筋だった」
「一話で僕達は負けて中学バレーの全てが終わってしまた日向くんを見ていますから、この敗北描写、勝利描写どちらも一際ですよね」
「諦めてしまっては勝てない、勝とうとしなくちゃ勝てない、けれども必ずどちらかは負ける。弱小校だから、と誰もマークしていないような高校でも対戦相手は、対戦相手だけは自分に勝つために全力で戦いを挑んでくる。どっかの剣道漫画と違って、全員が勝つために戦っている。ただそれだけなんだが、ただそれだけだからこそ、もう少し何かをしていれば、もう少し頑張っていれば勝てたんじゃないか、なんて思ってしまって、後悔……じゃないんだよな、無念が残る、とでも言うのか。使い古された言葉でも、何か伝えずにはいられなくなってしまった、という池沢くんの描写はマジで完璧だったよな」
俺達もやったよ。バレーボール、やってたよ。は本当に良い台詞でしたよね。悲しげな顔で胸を張る池尻さん、数多のバレー選手、ユニフォームを誇らしげに、愛しげに構える道宮さんの見開きは今週間違いなく一番おもしろかったページでしょう」
「そら大地主将もくっせー台詞吐くよ!w むしろあそこで『お、おう……』とか言ってた日にはぶん殴るよ!w マジでハイキューだけでご飯3杯は行ける気がする。そのくらいハイキュー!はおもしれーわ。特別な能力なんてなにもなくて、ただバレーをして勝ったり負けたりするだけで、どうしてこうも面白いのか」
「正直噛ませ犬程度にしか思ってなかったので常波の方々には心より謝罪したい所存ですw 今週の池尻さんの台詞、テンプレにしたいくらいどの台詞も格好よかったですしねw」
「まったくハイキューは今週もおもしれーぜ!」
まハ今お
「もう何の事だか全然わかんねーだろそれじゃw」


クロガネ

  • 噛ませ犬

「一方クロガネでは(ry」
「あぁ、言いたくない……こんなの」
「なんかダサいし、使い古された”台詞”みたいだし。ひかれるかな? ……でも」
「それでも、言っておかなくちゃ」
油断しなけりゃ……大丈夫だろ
残念だが我々はどんな弱小相手にも手は抜かない
「「有り得ない! こんな短期間にデータが更新されるなど!!」」
「クッソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「いや、今週のクロガネ、アクションシーンとか、後出しの権利とか結構面白かったんですけど、ハイキューと比べるのが悪いでしょうw」
「いやぁさぁw さすがにハイキューであそこまで最後の大会に負けるということ、同じスポーツで戦うということ、について熱い展開をしている後ろで、対策は完璧だ→データと違う! とかやられるとさぁw 前回の竹刀がドッスンといい、悪い意味で使い古された方式使いすぎだろこの漫画www」
「面をつけた状態でもひと目で解るキャラクターデザインとか、結構頑張ってますし、見やすさや画面の格好良さはは誌面屈指なんですけど、吊るした竹地獄とか、修行についてこないでフェードアウトした先輩、竹刀の重さを表現するためにぶん投げるとか、酷い時がマジで大概ですからねw」
「ハイキューがあの雪辱の一話から1年ほどたっている事に対して、クロガネは竹刀を持つだけで動けなくなるような一話からまだ2ヶ月程度しか経ってないんだよな」
「ハイキュー! とクロガネで描写が対照的過ぎるっって? 逆に考えるんだ……展開が真逆だからこそお互いがおもしろくなるじゃないかなー、って……!」
「さすがに、無理w



「って訳でHUNTER×HUNTERが一時的に帰ってきたな」
「あれ、帰ってきたっていうんですかね? 単行本も出ちゃって作業が終わったらまたしばらく帰ってこないんじゃないか、とか逆に不安なんですが」
「巻末コメントのネームを切ったときはここまでタイムラグで生まれるとは思わずに、というもはや言い訳にもなっていない台詞からお察しください」
「これは酷いw」
「ってわけでまた次回だな」
「地味に忙しい日々が続いてますが、なんとか年末まではしっかり更新したいですね」
「年末は合併号2回あるしな。残り3回とかか? 頑張るとしよう。それでは、また次回」
「はい、それでは、また。ノシ」