3/39号週刊少年ジャンプ感想+火ノ丸相撲(川田先生)読切

「二週間ぶりのジャンプだなぁ……(遠い目」
「なんでそんな遠い目してんですかw」
「ナンデモナイヨー。ともかくジャンプ感想本編いくぜー」
「了解すー」


黒子のバスケ

  • 111対11

「全国優勝……してしまったけどさぁ!w」
「これは酷いwww いままで散々やってきましたけど、この展開は酷すぎるwww そりゃ黒子さんも絶望の表情ですよ!w」
「必死に得たと思っていたスコアは手加減どころか譲られたようなもので、最後に一矢報いたねーやったねー、というそれっぽい演出のタネにすらされず、勝利したはずの相手は喜ぶどころか声を上げる事さえしなくて、スコア1が五個揃ったら面白くないすかー? それおもしれーじゃん、っていうクッソくだらない会話のネタにしかならない。もう勝負どころかバスケットボールですらないただのお遊戯、なぶり殺し。そら荻原くんも死んだ魚の目をするよ!」
「ここまで酷い試合描写はなかなかないです。しかも巻頭カラーっすよこれ!w」
「そら藤巻先生も巻末コメントで詫びるわ!w 仲間が公開処刑された気分というか、帰宅途中の公園でペットが近所の子供に虐待されてた気分というか、知らぬ間に恋人がレイプされてた気分というか、とにかく胸糞悪くなる程にひっでぇ試合だった! これも彼等が強すぎるのが悪いってのかね!」
「今のキセキの世代の彼等もひねくれてますが、にしたってこれは根が深すぎるw その分キャラクター性も深まりましたけど、決して良い方には行かない深まり方です。これも赤司さんの敵としてのキャラ付けの為なんですかね?」
「彼等がこうなるように赤司様が仕組んだ、っていう話か? いや、そこまで短絡的な敵役描写はしないんじゃね?」
「黒子さんの意思を知っていたはずの赤司さんがどういった意図でアレを許したのかとか、現在以降の人間関係にも関わりそうな描写も幾つかありましたし、そもそも赤司さんの豹変ぶりや、赤司さんが二人居るってどういう事だってばよ、とかもありますけどね」
「ともかくスカッとする気持ちのよい展開なんかでは絶対になく、小縁付くような胸糞悪くなる話なんではあったが、それでも彼等が今のようになった連続性をハッキリ書ききった面白い回想編であったと思う。青峰くんの最初の爽やかっぷりからこの凋落っぷりとその説得力は半端なかったしなw」
「あの頃の青峰くんの爽やか少年っぷりが眩しいというか、もう逆に神々しいくらいですよ! それが今や舐めプ優勝とかもう、監督が心労で死なないか心配ですw 次週がその顛末、って感じで真面目に〆に入りそうですが、あそこからどうやって黒子さんがまたバスケをやろう、って気になるのか、火神くんがどう関わってくるのか、ってのはまた気になる所ですね」
「いやー、何度もいうが酷い試合だったなぁ!w すっげぇ面白かったけれども!」


斉木楠雄のΨ難

  • プリクラ

「安定の面白さなんで最近感想言わなくなったが、ギャグ漫画故致し方ないと思ってくれ」
「今週はこのネタが面白かったング、じゃ感想にならないどころかギャグの説明になっちゃいますもんね」
「って訳で今回はお祭り話だったんだが、まぁイイたい所だけ言うと最後の所だよ」
「スリから返して貰ったサイフを配る所ですね」
「うむ。サイコメトリーで持ち主はすぐ解る、っていうモノローグがあるにもかかわらず、サイフの中に貼ってあるプリクラを見て、持ち主を気づくっていう描写、さりげないワンシーンなんだがすげぇ良かったよな、って話」
「男同士のプリクラ、サイフに張るとか気持ち悪いっすね、とかそういう事ですか」
「確かにそれはそうだけどそうじゃねぇw いや、能力があるのに、こういうなんでもない要素から持ち主に気づく、っていう楠雄の珍しく常人っぽい動作の描写とか、海堂があの何気ないゲーセン回だったプリクラを大切にしてる所とか、こう、この漫画らしいよなぁ、って思ってな」
「スリ被害っていう場合によっては楽しい一日をどん底にする出来事だけに、それに配慮する楠雄さんとか、海堂さんのアレとか、確かにほっこりする展開でしたよね」
「比較的、あくまで比較的の話ではあるが、無闇矢鱈と身内をDISって笑いを取るタイプのギャグ漫画ではなくて、むしろ身内の、主人公のそういう見過ごせなさがギャグになっているっていうのは、本当に安心して見れると思ってんだよ。んで、今回みたいな描写がそういうのの表れになってるんで、この漫画は安定してみてられんなぁ、って、そういう話」
「結局いつものメンツで集まってこれから祭を楽しむんでしょうしね。……まぁ、高橋さんは犠牲になった訳ですが」
「この漫画で犯罪者以外にDISられるほぼ唯一の存在だからなw」
「ついさっき何て言ってましたっけ?w」


ワールドトリガー

  • 風刃

「わかった。じゃあプランBで行こう……プランBは何だ?」
あ? ねぇよそんなもん。って訳で停滞作戦も見破られてしまった、って瞬間に一人仕留めてからプラン変更を宣言するこの実力者エリートさんについてですが」
プランBに変更するって思った時にはすでにプランBを実行してなきゃならねーっていうプロシュート兄貴も納得の展開であった。そしてこういう時には自分の切り札を真っ先に切っていくあたり、さすが葦原先生やで! と感心せざるを得ない」
「ちゃんと反応して防御、出来ている太刀川さんと風間さん、ぼったち二人、と実力者別に描写分けもされており、かつ一人はクビが吹っ飛ぶこの衝撃! ※この体はトリオン体で出来ている為お子様でも安心して購読する事が可能です!w」
「こういう時のためのトリオン体だし、味方の犠牲や消耗戦もしっかり出来る訳だが優れた初期設定だと言わざるを得ないよなw こっちが思わず『え』だよw」
「太刀川さんは弧月の耐久力を生かして左手を添えて完全に受け、風間さんは身長もあり若干体制下げながら、受けで威力を抑えて流しで逸らす為のクロス防御、と成功していないけれど警戒して反応した防御行動って描写されると凄くワクワクしますよね」
「実力者ほど生存率が高いわけだし、つまり防御力が高いんじゃね? っていう無意識下の説得力が働いてるんではないだろうか」
「うーん、トリガーの説明も進んできてるし、読み応えがあり過ぎるw 来週も楽しみですなぁ」
「そろそろ単行本2巻、って事でセンターカラーらしいし、盛り上がるのは良いこった」
「早く2巻の脇役列伝の続きがみたいですね」
「俺はカバー裏だなw」


SOULCATCHERE(S)

  • 青空

「相変わらずの駆け足ペースだとは思うんだが、それでも充分に面白い1話だったなぁ」
「神峰さんが心象風景見えるからって、ここぞとばかりに御器谷先輩の機雷を爆発させまくってましたよね」
「あれ、文字通りラストに繋がる行動なんだけど、ありゃ御器谷先輩がその爆発に耐えるだけの心と体を持っている、って解ってるからの行動なんだよな」
「あの謎の肉体強化描写が地味に説得力を増しているといいますか。ミスに怯える性格だから、絶対にミスをしないようにずっと努力を続けていたからこそ、今回の神峰さんのムチャぶりにも答えられる、っていうの、なんか良いですよね」
「地味といえば冒頭の、曲を止めてしまうことへの恐怖ってのを、神峰がつい先日実感したばかりだ、っていうのも俺たち読者にとってもその怖さが伝わり安かったと思う。んで、それをバネにして神峰が頑張っていたように、御器谷先輩もそうならないように努力をしていたんだろう、って繋がる訳だ」
「神峰さんはそれでも前向きに頑張ってますが、後ろ向きに卑屈になりながらも努力していたのが御器谷先輩、って事ですね」
「そしてバスクラリネットの御器谷先輩が神峰のムチャぶりについて行けば行くほど、同じクラリネットである邑楽先輩にしわ寄せが来て、グラグラくる描写にも繋がって行く」
「担当パートが同類項、って以外にも昔失敗した曲っていうトラウマで共通認識のある二人の心象風景がシンクロして、御器谷先輩の機雷爆発が邑楽先輩の壁を壊す描写になっていく訳ですか。うーん、旨く出来てるなぁ」
「パート的にも曲的にも、まさにビンゴな状態だったわけだ。んで、御器谷先輩の爆発を煽る為に、まさに爆発するようなティンパニの打樋先輩が楽しそうにやる訳だw」
「打樋先輩楽しそう過ぎるwww あの人マジでキャラがおもしろ過ぎますよw しかもあのテンションにもちゃんと食らいついてくる御器谷先輩ェwww」
「御器谷先輩地力あり過ぎだろw んで、そんな御器谷先輩の機雷が邑楽先輩の部屋の壁にヒビを入れる。壁を破壊するほどじゃあないが、それでも空を見せるのには充分だった、って訳だ」
「後は軽く背中を押して、邑楽先輩は壁を壊して、御器谷先輩は機雷を全てぶっ壊して、後に残った青空を見る、って訳ですか」
「今までずっと邑楽先輩の壁をどう壊すか、って話かと思ってたからさ、それが御器谷先輩の機雷と微妙にリンクしていて、そしてなにより御器谷先輩の機雷を全部ぶっ壊しった後の風景を見せるのが目的だった、なんてなると、最早感動するレベルだわw」
「全部出し切ったような表情で、『楽勝だろ』っていう神峰さんはイイ表情してましたよね」
「っていうか俺はその後のみんなの爽やかな表情がすげぇ好きだよ! なんだよこいつら、くっそ楽しそうじゃねぇか馬鹿野郎!w」
「これ、もうちょっとペース落として、この辺見開きでやってくれても良かったような気がするくらいすげぇ良いシーンなんですけどねぇw」
「いやー、今週も面白かった。正直、テンポが早いっていうのは解ってるんだが、それでも今週は特に良かったと思う」
「そして神峰さんは指揮権ゲット、と。次号新展開、って事ですがどうなるん……どうしました?」
「……新展開って聞いて、良い予感のするジャンプ読者は居ません」
「なんでいきなり敬語w」



「って訳で来週もタノシミダナー」
「目が死んでますよw」
「俺はまだ何も言ってねぇ! 何も言ってねぇ! 俺は何も言ってねぇ!w」
「心配するのは解りますが、僕達に出来る事っつーのはアンケ出して、後は面白おかしく感想書く書くくらいですよ」
「わーっとるわいw いや、でもね、今の俺はマジで必死だよ!w」
「はいわろはいわろ」
「って訳でまた次回!」
「はい、ではまた。ノシ」