13/47号週刊少年ジャンプ感想+磯辺磯辺衛物語〜浮世はつらいよ〜(仲間りょう先生)新連載

「台風だな」
「台風来てますね」
「んで、土曜出勤なわけだが」
「それが何か?」
「って訳でジャンプ感想いくぜー!」
「お、おう……」


磯辺磯兵衛物語

    • 新連載

「おお、ワンピースの代原の浮世絵ギャグ漫画が新連載か」
「非常にインパクトのある漫画でしたしね。一応2回様子見てイケる! って感じで新連載みたいですが……若干強引に突っ込んできたなぁ、といいますか」
「つーかこの人、知恵熱タビットさんって奴でも読切やってなかったか?」
「そうですね。つまりこの浮世絵風絵柄は仲間先生の元々の絵柄じゃないという可能性があるといいますか、連載用に『これでいこう!』とされた感が強いといいますか……」
「君に求められているのは浮世絵風の絵柄なんだよ!(迫真)という編集部とのやりとり、読切のインパクトの強かった分、いつ連載するのか? 今でしょ! という事が予測出来て辛い、という事だな」
「多少ネタが古いですが大体そんな感じです。とはいえ本編は1話の焼き直しですが落ちはひねってますし、巻末の2話目も十分に面白かったので楽しみではあると言えばあるのですが」
「経緯が経緯なので仲間先生の今後が心配、という無駄なメタ視点という訳だなw」
「まぁそういうことですw」
「俺も本編は特別問題はない、むしろ面白かったとは思うんだが、一つ仲間先生は大変な爆弾をおとしてしまったような気がするんじゃよ……」
「具体的には?」
「作中、春画に触れてるんだが、今の世は大インターネット時代。グーグル先生にかかればどんな画像も一発検索なご時世に、春画を検索するなよ! 絶対にするなよ! 無修正エロ画像だぞ! 絶対にするなよ! と言って検索しない中学生が居るだろうか? いや、居ない(断言)」
「あー……あー……。分かりたくないです!」
「あれって結構現代の感性からすれば異質の物だろ? 思春期真っ盛りの青少年が初めて触れたエロ画像が春画で、特殊性癖を発生させないかどうか不安で仕方がない。いずれどこかの世界で、『おれ、浮世絵的なおたふく顔の女の子じゃないとダメなんだよね……』とかいう悲劇が怒らない事を切に祈っている。割とマジで」
「世はまさに、大後悔時代!w」
「まぁこういう謎絵柄エロっていう押し方は過去に王様はロバで実績のある手法なので編集がそこまで狙っているなら歴史に学んだ良い編集がおるのう、という感想である」
「王ロバ自体が古すぎるwww」


ワールドトリガー

  • 三雲修

「先週までの主人公勢俺TUEEEEタイムから一転、修さんと風間先輩とのバトルで敗色濃厚ですね」
「うむ。こう単純にスパー、と物語上やら読者感覚的に必要な場面を描写して終わらせるのでなく、それを有効に次の展開に繋げる当たりが葦原先生の非常に良い所だと思うんじゃよ。今週は特に2点に置いて秀逸であった」
「2点、ですか」
「1点はもちろん、先週までのユーマと千佳の強者描写からあるようにある意味で才能に恵まれた二人と対照的に、修はそれこそおこぼれでB級に昇格したような平凡ボーイである事の再確認だな」
「普通に対決になっても惨め気味ですが、先週から引くと余分に辛い感じですよね」
「周囲も、普通過ぎ、やら、勝つつもりでやらなきゃ経験は積めない、など散々な言いようである。才能無い描写が徹底していてこっちも辛い。一応フォローでB級下位の程度、とまでは評価が上がってるので、特訓の成果はあるようだがな」
「もともとモールモッドのレプリカさえ3分で倒せないくらい弱々なんでしたもんね。これが烏丸先輩との特訓の成果でB級下位クラスまで!w」
「その惨めさが、これからの修の成長を通じて俺たちに謎の感動を与えてくれると信じてるで!w まぁ弱いキャラが強くなるのって俺たち大好きだからな!」
「俗にいうポップ現象ですよね。とはいえ最初から主人公がボロボロヨワヨワでは魅力が足りないので、その分は仲間に任せる、という所もテンプレと言えばテンプレではありますね」
「そこは王道とフォローしておけw そして二点目。迅の黒トリガーの心理的重要性についての描写だ」
「あー、感想では地味に、過小評価されていた迅さんの黒トリガーを過大評価気味にした迅であるが、実際はそれ以上に迅さんにとっては大切な物であった、的な事言ってましたね」
「解りにくい解説どーもw 修の回想シーンでも選ばれているように……いや、修はあのシーンでしか黒トリガー認識してないからあのシーンしか無いんだが、あの黒トリガーが迅の師匠である、っていう事は存外重要なファクターなんだよ」
「ふむふむ」
「だからこそ迅の防衛戦闘を長々とやってた訳だし、ユーマと昔の迅は似ているって事を言わせて、それからボーダーでは楽しい事が沢山あった、ってやってた訳だ。そしてその最大の要員は黒トリガーである最上さんで、それがどんだけ重要な事だったか、って事は俺たち読者はちゃんと知っておいた方が良いと思う訳」
「ユーマさんを迅さんが守って優しくされたように、恐らく迅さんも最上さんにそうされたんだろう、あの二人はどこか似ている、と、そういう流れに成るわけですね」
「うむ。そしてそういう話を彼等に自分から言わせると、クッソ安っぽくなるので第三者がそれを察して、代弁してやらなければならない。そしてそれが出来るのは、やるべきなのは主人公以外にありえないんだよ。って事で修はそういう、誰かの気持ちを察する奴で、そのために頑張れる奴だ、って事だ。そしてそれが今週の展開である」
「本当は平凡でよわっちい主人公が、誰かの気持ちを守る為に実力以上の力を出す、こう書けば平凡……いや、王道でしたっけ?w ですが熱い展開ですね」
「って訳で、修は基本弱者スタート、他の人物の気持ちを察して、地力は発揮出来る奴、っていう事のまとめが今週の展開で、俺は非常に楽しく見れた、とそういう事である。来週どんなアンサーが来るのか楽しみだなw」
「なかなかに色眼鏡な感想だとは思いますが、来週楽しみなのは一緒ですなw」


SOULCATCHERE(S)

  • ジャンプ!

「努力、友情、勝利ではなく直接雑誌名を狙ってきたな……」
「まぁそれはそうですが何か違うw」
「ってそれはともかく、神峰の指揮が奏者の心を見て、それを最大限に引き出す、って事から観客をみて観客に届くような音を奏者に要求する、と指揮の方向性が変化してきたな」
「そして解説者の中でも際立って汗をかく刻阪さんwww もう彼も修さんポジションですねw」
「汗がディフォw それよか解説しながらも嬉しそう笑みが溢れる音羽さんが楽しそうで何よりです!w」
「映像的にも音羽さんの恐竜赤ちゃんが走る虹の道が途切れて、ハッ! ってなってる所は意味が解るけれど、解らなくて面白かったですw 恐竜驚いちゃってるよ!www」
「指揮対決って結局どうすんの、ってのに対して、技術差ではなく観客の心に残った演奏をするって答えとか、弾かれてしまう事もあるけれど、鳴苑の音が竹風の音を壊したり、避わしていくっていうのは、まさにSOULCATCHER(S)ならではの演出だろw このシーンはすっげぇ面白いっつーか、漫画ってすげぇな、って気分になる描写だと思うよ、割りとマジで」
「うーん信者補正w」
ジャンプ! した! のシーンとかもうこれは説明するだけ野暮なんで本誌みてくれ! って言いたく成るくらい好きだよ。虹が飛び出すくらいの勢いでジャンプする! って意味が解らない、解らないが面白い!」
「伊調さんのゴーストもお前驚いてんじゃねーですよ!wwwww  なんだこの漫画!wwww」
「ジャンBANGでも取り上げてくれるみたいだし、鳴苑ジャーナルも頑張ってる。来月には単行本2巻も発売だし、うん、何度でもいうが俺はこの漫画が大好きだぜ!w」
「地味にベース使ってる人も面白そうなキャラしてますし、天籟フェスの結果も、その後も楽しみですw」



「って訳で今週もおもしろかったなぁー!w」
「最近ジャンプが面白すぎて……って感想3個しかやってないですけども?」
「そんな日もあらぁ!w 遅れた時は多めに、を心がけてたりもするが、まぁ多めに書いたからいいだろ! ワールドトリガーを!」
「よくねぇw」
「ってわけで、また次回」
「はい、それでは、また。ノシ」