14/08号週刊少年ジャンプ感想+世界神話大戦パルテノンくん(レツ先生)読切

「さー今週もジャンプ感想を」
「もう日曜日ですよ! もう!」
「いくぞー」
「聞けw」


世界神話大戦パルテノンくん

  • レツ先生読切

「おお、現存!古代生物史パッキーのレツ先生の読切かー」
「相変わらずのノリで非常に安定して見てられましたね。作画も大分と綺麗になった印象です」
「個人的にはギリシャは経済危機でいっぱいいっぱいだから修学旅行生で外資を稼いでがっぽがっぽという設定からしてクソ地味で面白かった。食事はサブレさ! → 在庫がすごくてね の下りに繋がってたというかギリシャの経済危機の話が悲しみを呼ぶわ!w」
「僕は暴れる力暴力だー! あたりがレツ先生らしいなぁーとか思ってにやにやしました。全体的にテンポ早すぎィ!」
「特に後編の金閣寺が出てきた当たりからは完全にぱっきーの追い込み時のソレに近かったよなw なんでもぶちこんだれー! っていう心意気は嫌いじゃないw」
「そしてパルテノンくんさんはアイドル活動して仕送りする出稼ぎアイドルへの道をゆくのでした……。つづく」
さかなクンさんリスペクトやめろw」


黒子のバスケ

  • 満身創痍

「絶望的展開の続く黒子のバスケですが、チームを一つの体にたとえて、チームの支えの足、イーグルアイの目、監督の心臓、など一つ一つがダメになっていく描写は良かったですね」
「残っているのは右手で……担当してるのは黒子だろうか」
「そろそろ何かチャンスが欲しい所ではありますが黒子さんはどうなるんでしょうね。楽しみです。壊れた体は癒えるのか、残った右手はどうするのか、とか」
「そのための右手? そのための拳?」
「K(黒子)、B(バスケットボール)、S(誠凛)、KBSって感じで……」


SOULCATHCER(S)

  • リンギン・ガーデン

「思った以上に全員集合でワロタw」
「やっぱり音羽先輩がいないと始まりませんよね!w 打樋先輩が居ない事なんてありえないのでコマの隅で軽く流される程度のあたりまえ!w」
「そしてあんなにツンケンされてる金井淵先輩にも声をかける指揮者の鑑の神峰について」
「ああやって相手の心が見えてしまって悲しい顔になるのが解ってても毎回突っ込む神峰さんはある種マゾと言っても良いと思うんですよね」
「金井淵先輩の無表情っぷりも辛ぇよな。これラスボスは金井淵先輩なんかな。そして前回の木戸先輩の一件で部長からの過剰なまでの信頼を得た神峰はやりたい放題あのであった。部長訓練され過ぎィ!」
「良く言えば信頼してくれる仲間が増えたって事ですからいいんじゃないですかね? 最初期の圧倒的アウェー具合に比べて今の吹奏楽部は結構居心地が良い雰囲気が出てて良いと思いますよ。一部金管除く」
「そのせいで部活内はほぼ真っ二つ状態でギクシャクしちまってんじゃねーか!w そしてテンポよくバンドになる訳だが、音羽先輩金持ちキャラなんで都合よく使える上キャラクターも強烈な割に子供のような無邪気さが合って扱いやすいとかいう近年稀に見る良キャラだよな」
「何も言わずにノリよく付き合ってくれる打樋先輩も中々のもんだと想いますよ。帽子も似合ってましたしw」
「仲間集め編であの二人を真っ先に出したのは本当に素晴らしい判断だったな。部長も巻き込めたのも大きい。大概の身勝手は部長も許してくれてるぜ! という免罪符である程度無視出来るからな!」
「物語の都合上とはいえちょっと都合良すぎる感は有りますがまぁみな神峰信者ですからしかたないです!w」
「後はボンジャンカーブスの略称がボンカーで、弦野の名前がルノーだったのでちょっと笑った」
ベースは、弦野ー! → つるのー → るのー → ルノ−と分かりやすくて良いですねw ちなみにボンジャンカーブス、はBonjean curvesで、ボンジャン曲線っていう船舶図面の用語のようです。図船の長さ方向の各位置に対し、各喫水におけるその喫水以下の横断面積を表す曲線図だとかなんとか」
「ほー。そういや最初のモコのマーメイド、水難した天籟指揮、ノアの方舟を意識したような木戸先輩の飛び続ける鳥、とか海関連のモチーフ結構あるよな」
「メインではないっぽいですがひっそり含まれてるのが解ると変なニヤケがでますよね、こういうの」
「そして音楽バトルは危険な領域へと突入する訳だが」
「刻阪さんの荒々しい手まではいままで通りで、それでもビジュアル的にかなり異質で楽しいんですが、それが今回混じってきたのは大きい変化ですよこれ」
「虹色の指示を走る右手、から虹色の指揮を纏った右手なった訳だからなw 弦野のイメージは刀だし、これを持って観客を両断するとかなるとワクワクもんだぞw」
「もうそろそろ音楽のイメージが具現化して殴り合いそうですよねw」


ワールドトリガー

  • 玄界

「うおおお、戦闘シーンも熱いが本部の戦略シーンも面白く、敵の会議もおもしれーなーっていうかいつもこんなんだな!w」
「ハイキュー!よろしくその辺はまとめてやワ今お、とかでいいんじゃないですかね」
「うーむ」
「それはそうとして、今回の敵ネイバーの人たちの初お披露目でしたが……読切のトリガーキーパーのキャラっぽい感じでしたね」
「あー。たしかリリエンタールのシュバインさんは元々トリガーキーパーのキャラだったか。ヒロイン役のボブカットの子がいるような気がするようなしないような……?」
「そういう昔の作品のキャラを転用してくれるのもある意味サービスなんでしょうかね? スターシステムみたいな」
「どの位そのキャラクター性を引っ張るか、にもよると思うが俺は嫌いじゃないぞ。ジャンプ新人は読切を描く回数も多いだろうし」
「後はネイバーの人たちの階級が服の模様で代わってんじゃねーかな? とかその辺ですか。◎→○四連→○三連、みたいな?」
「階級章扱いなのかそれともそろばんなのか。ビジュアルデザインもトリガーキーパーよろしく角生えたキャラ、人数も少人数で6人、卵大量所持、と戦力が見えたここからが正念場、って所である」
「戦略的な勝負となると今回の本部編はすげぇ良かったですよね。敵の新たなトリオン兵に対して戦力の担当を本部長が考え、意見が一致しない場合に司令が大筋の舵を取る。戦況の有利不利にメディア担当の根付さんが一番過敏で、技術部の鬼怒田さんや外務担当の唐沢さんはほとんど口を出さない、とか」
「根付さんの慌てっぷりは本当に良かったな。圧倒的な勝利で皆様の生活を守るのがボーダーのしごとです、という宣伝をしている手前、被害が出たら困るんだよこのやろー! 感がすげぇ良い。そして恐らく指揮官が彼であったら下手打ってるよなー、っていうのが目に見えるのも素晴らしいな」
「こういう戦略レベルでの意見の対立というか合わせあいは見てると楽しいですからね」
「大概は無能か有能かでどっちかの指揮官しか居ないもんだからなー。担当によって意見が違い、お互い何を求めて何を犠牲にしようとしているのか、どういう意図があるのか、って見えつつ妥協点を探している、っていうのが良いのもかしれん」
「忍田さんも市街地の被害は多少致し方ない、場合によっては市民に被害が出る可能性も含めているって所がまた渋い選択でしたし」
「そういう守るべきモノの被害や、逆にソレを時間稼ぎの囮にして殲滅を狙う、というのも防衛戦の妙であるよなぁ」
「そしてそういう犠牲は仕方ない、という事が言いにくい正義の主人公は一兵卒としてただ無心に戦うのみ、という主人公のキャラクター性にも優しい現場と司令部の二面構成。&敵司令部を作る事で現場と司令部でもVS構造、となるわけですか」
「うーん。なんだこの漫画おもしれーな」
「やワ今お」


BLEACH

  • ブチ切れ金剛

「やっぱり久保先生の敵キャラはこうでなくちゃな(レイプ目」
「沓澤さんもこんなかんじでしたね(白目」


アイアンナイト

  • 雪たそ

「俺はケモナーではないが、雪タソには劣情を催さずにはいられないな」
「いきなり何言ってだんだこいつw」
「いやぁ。面白い展開ではあるんだが間が悪い。ワールドトリガーでも言ったが、こうやって主人公がなんでもかんでも救おうとする事で結果救えなくなって悲しい気持ちになったり、なんでも救えるスーパーヒーローになるかのどっちかしかなくなってしまうんだよ。どこかで折り合いを付けなきゃならないってのを自分でやらせないのが司令部っていう作劇であって、その優秀さが染みるお話である」
「四六時中世界中の全ての人を主人公が守れる訳じゃない、っていうのは大概の主人公が悩む所ですよね」
「一護先輩なんかは手を伸ばせるやつは全員救いたい、とか言ってたか。主人公が誰かを助けるのを妥協したり折り合い付けるっていうのはその主人公性を否定しちまうっていうか漫画にならねぇんだよこのやろう! というかなんというか」
「あっダメだわ、助けられるもんじゃねーわ、とかいう主人公はなんというか……アレですしねぇ」
「だからこそ、そんな主人公を守る為に仲間がいるんじゃないか、っていうのがアイアンナイトなんだが」
「ああ、んで雪さんがどうこう、と繋がるんですかw」
「これじゃダメなのは解る。どこかで行き詰まるのは分かってる。テンプレ通りのありきたりな展開だよ。でもその上で全員助けるって選ぶ主人公と、それを助けるヒロイン、っていうのは真っ直ぐで悪くはない。この数話かけて雪が主人公の事を見極めようとした事が地味に強く影響しているんではなかろうか」
「溢れんばかりのネガティブ意見の雪さんでしたもんねw」
「いやぁ本当に雪は良いキャラクターだわ。自分もその善人のゴブリンで、言わば彼女が言っている言葉は全部自分に当てはまる訳だよ。ひょっとしたら正義の味方は自分一人しかいないかもしれない、誰も彼もを救える訳じゃなくてどこかで折り合いを付けなきゃいけない、なんかも全部自分に当てはまる事なんだ」
「言われて見れば登場当初からやや達観気味の台詞が多かったですが、一度自分に対して思考した事を言葉に出している、というのであれば納得のセリフ回しなのかもしれません」
「守ったはずなのに非難轟々とかひどい奴らだよね、とかも、もしかすりゃ体験済みなのかもな。そういう思考をしていたたった一人の善人が、もしかしたら自分と同じような奇跡を見つけたかもしれない、となれば執拗に試すような言動をしたり正体を気軽に見せない慎重さも解るし、散々試した挙句に逆に自分の事を友達になってくれてうれしかった、などと言われたらそらもう……! もう!」
「妄想ノリノリですねw」
「これは地味に雪が今までどういう風に生きてきたのか、を想像して悶える系であると言わざるを得ない。というか彼女の表情は恐らく作中で一番感情豊かで読みがいがあるぞ」
「言われてみれば笑顔やら涙目やら表情豊か……というか要所要所でしっかりしてますよね」
「まぁ鉄平が表情作りにくい、というのはあるが」
「アイアンですしねw」
「そして今までろくに眠る事も出来なかった鉄平は、ちゃんと仲間を見つけて安心して眠る事が出来た、というラストである。完璧とは言わないがこの漫画を好きになるには十分すぎる出来だった」
「アクションシーンの作画も良かったですしね。キメコマはもちろん通常の動きや雪さんのアクションなどもいちいち格好良いというか様になってます。地力高いなぁ」
「まぁ何が言いてぇかっていうと雪タソがかわいすぎて辛い、ということなんだよ! 雪タソ!雪タソ!雪タソ!雪タソぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!」
「うるせぇ!www」



「うーん。しかし最近のジャンプはマジで面白いな。正直なところ今手持ちのカードがいっぱいいっぱい感があって、これ以上好きな漫画が増えるのはよろしくない、とか思っていたが贅沢な悩みというか、そんなこと言ってられるような立場では無いことに気づいた次第。俺はもうSOULCATCHER(S)もワールドトリガーハイキュー!!アイアンナイトも大好きだよ畜生! ジャンプおもしれー!」
「ならもっと真面目に感想を書けw」
「善処します(政治家並感想」
「(アカン)」
「というわけでまた次回」
「はいはい、それではまた。っていうか明日ですけどね明日」